0515 カヌー体験がタイヘンなことに 奄美旅行(1-2)

奄美旅行

2本目の合流点まで下った

「待ってる兄さん」から2本目合流までは300mほどだった。
2本目合流から戻り、1本目合流あたりで奥さんが「疲れた~」と言い出した。
一本目合流から下流では複数河川の合流による海への流れが生じ、そこから漕ぎ戻るにはやや力が要った。

あ、大きなミスだった

私は、その頃になって気が付いた。
<奥さんは、もともと腕力が弱かったから、二人乗りにしとけば良かったんだ!>

発着所でカヌーを借りるとき「二人乗りにするんじゃないの?」って奥さんが言った。
私は一人乗りにしたかったから「え~」とか言ってたら、「じゃ~良いよ」ってことで、別々に乗ることにしたわけだ。

私は<カヌーのパドル操作なんか簡単だから>ってことだけ考えてた。腕力や年齢的な体力のことまで思い至らなかった。奥さんが「疲れた~」と言い出した時<しまった!二人乗りにすべきだったんだ>って後悔した。

1本目合流で休憩した

一本目の合流点まで戻ったのだが、さっき居たあたりに「待ってる兄さん」が見当たらない。その頃から小雨が降り出したこともあり、浅瀬に突き上げてしばし休憩した。

連結おばさん

「別会社ガイド」に連れられたオバサン達が一本目の上流へ戻るのを目にした。
「もう疲れた~」というオバサンのカヌーをガイドがロープにつないで引っ張り始めた。「私も引っ張って~」と言い出した別のオバサンも連結し始めた。
「幾つまでなら引っ張れるの」って奥さんが声をかけると、<5台までなら>とガイドさん。{お~スゴイ」って、あたりの皆さんで驚いた。

兄さんがいた

そのうちに兄さんを見つけた。
「何してたんだ~」って顔してたから、「さっき兄さんを見つけられなかったから休憩してたんだよ~」と伝えた。

兄さん右手を指差して「あっちに行ってね。少し行くと行き止まるから戻ってきて…」
自分たちで行っておいで、ってことだった。
初めに会った時には、少し待っていれば右手の見せ場まで連れていってくれるのかと理解した。だから時間潰しに下流に下っていたのだが。今度はただ方向を指示してるだけだ。

「疲れたから、もう戻る」そう言ったら、
「そう…あっちが見せ場なんだけど…」と兄さん。

後で考えてみても、この「待ってる兄さん」の役割は何かが分からなかった。この兄さんは目立つ目印が無いから複数いる他のカヌーとの区別がつきにくいのも問題ありだ。

そこからが大変だった

発着場に戻るには、そこからまだ約500Mある。下流と違いほとんど流れが無いからダイブ楽ではあったが奥さんはもうスッカリへばってしまってる。少し漕いではパドルを置いて休み、また少し漕いで休みながら … なんとか辿り着いた。
20分近くかかっただろうか。その間、私は奥さんの周囲をウロウロするばかりで、申し訳なさで一杯だった…。

発着場に戻ったのは11:40分だった。
出発したのが10:10だったから一時間半カヌーを漕いでいたわけだ。

私たちの後から戻ってきた60代の夫婦の奥さんも疲れたのだろう眼がうつろだった若くて体力があれば問題ないが、年寄りや非力な人間には、このほったらかしカヌー体験は危険だった。

ネットの書き込みには、私が感じた不十分なコース説明ガイドの曖昧な役割に関する記述は見られない。ほとんどが「楽しかった…」って感想だから勘違いしがちだ。

「マングローブ茶屋」は、JTBのサービスチケットが使えることから、JTBおすすめだろうと安心して選んだのだが避けるべきだった。老いぼれの場合には、<全行程に付き添ったガイド付>カヌーツアーを選ぶべきだった。

それもこれも、私の研究不足だった。奥さんホントにごめんなさい。

 

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