昨年12月のことだった。
同時期に退職するFさんから、こんな話を聞いた。
「うちの奥さん、働きに出ることにしたんですよ~」
私がそれを家内に話したところ、
「あんたそれはね、ダンナが退職してから、ズ~ット家にいたら耐え切れないから働きに出るんだヨッ」
「ほ~、なるほどそういうことか!」
数年まえに「主人在宅ストレス症候群」なる用語が流行った。
奥さんにくっついて出かける「濡れ落ち葉」や、
わしも一緒に行きたい…の「わしも族」って言葉もあった。
今回、転居によって私の生活環境が大きく変化した。
これを機に、私はそうした情けない爺さんにならないために「基本的生活習慣の確立」を目指すことにした。
「衣」の目標は、下着とパジャマと室内着を自力で管理して定期的に着替えること。
「食」のそれは、買物を担当し朝食を毎朝つくること。そして昼・夜の食事も週の半分程度つくること。
「住」は、3日ごとに家中の掃除機をかけること。
この3週間これらをこころがけて頑張っている。
しかし何をやっても未熟だから、まだまだ奥さんの厳しい指導が…
「私がうるさく言うのは、先に私が居なくなったときでも、アンタ一人で生きいけるようにしたいからなんだよ」
深慮遠謀、こんなこと言われたらやるしかないワナ。
齢66にして、幼稚園児の教育目標「基本的生活習慣の確立」を、まずは目指します。
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