0621 スシロー VS くら寿司

食べる

TVで「回転寿司の味チェック」番組をみた。
9人の寿司名店の職人が
回転寿司の味を「合・不合格で評価」するのだが
百円ベースのすしに対して、結構「合」を出していた。
「ホンマかいな」と思って行ってみた。

東神奈川の「スシロー」に夕方ついた。
待たされることはなかったが、ほぼ満席だった。
「なんなんだ…この騒音は ?」
中国語が響き、斜め前席の若いねーちゃんらが大声で喋ってる。
まるで怒鳴り合ってるようだ。
幼児の泣き叫びが、席の背後から頭越しに覆いかぶさってくる。
まるで横浜駅のコンコースの雑踏のような人声だ。

いろんな新作すしもある。でも、ほとんどのネタが「薄い」。
「う~む、百円だからな… 」
食べている間、私はほとんど喋らなかった。

食べ終え、外に出たら家内が言った。
<珍しいね。いつも文句が多いあんたが、なにも言わずにいるなんて>
「…う~む、あまりの騒々しさで奴隷船のようだった。」
「限度を超えてたから、文句言う気にすらならなかったんだ」
そう言ったら家内がクスッと笑った。
すしの味をどうこう言う前に、とても食事する場所とは思えなかった。
残念。

元町散歩をおえて「くら寿司」に行ったのは平日の16時だった。

入り口で店員に聞かれた。
<初めてですか?>
「はい」
<回転してる皿のとり方なんですが、皿をすこし持ち上げてから取ってください>
半球の透明ふたが付いた皿を目の前に出された。
先に家内がやってみた。次に私が。
入り口で立ったままで、皿をとるレッスンを受けるとは思わなかった。

TV放映3日後だったから、こんな時間でも混んでるかもね?と思ったのだが。
「?」
30以上あるボックス席に客が皆無、誰もいなかった。
ふた付きのカラ皿がむなしく廻りつづけているばかり。

さて、すしの名店の大将たちが「合」を出したネタを頼んでみた。
「… これ、合?」
「… ネタ薄い… 小さい」
「わさび塗られてない」この店では自分で付けるようだ。
「ガリが切れっ端ばかりだ」
「 … ひゃくえんだしな 」

私は、十年以上前は「なか卯」で牛丼やうどんを食べることが好きだった。

しかし、次第に「なか卯」や「吉野家」で食事した後に「虚しさ」を覚えるようになった。なにか大事なものが食事に欠けていると感じるようになった。

今回、一皿ひゃくえんの回転寿司を食べることで、
「人生の中の一食を、失ってしまった」そんな気がした。

なごやか亭や根室はなまるで食べていた北海道の回転寿司とは、次元が違う。

もういい、スシロー。
もういい、くら寿司。

私が生きてるうちに、あと何食たべられるのかは分からないが
虚しさの残る食事をしてはいけないと思った。

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