8月に入ったら、さすがに「むし暑くなった!」
風呂の湯を、昨夜は落とし忘れていたのだが、
よく朝、浸かってみると、ぬる湯だがむしろ気持ち良い。
「こりゃ、シャワーを浴びるよりいいな!」
濡れたからだをバスタオルで拭いたら、痛かった。
「お~い、タオルがゴワゴワして、固い…ヨ」
<そりゃ良かった、今日バスタオルを買いに行こうと思ってたのよ>
横浜への道すがら奥さんが言うことには、
<いま使ってる数枚のタオルは、買ってきて五年ぐらいなのよ。
札幌のニトリで買ったから、お安かったノ>
<今日は、デパートでもう少しステキなタオルを買いましょう>
高島屋の売場に『今治タオル』ゾーンがあった。
今治タオルといえば、
<全国のタオル生産量の約60%の出荷、生産量ともに日本一!!>
今でこそ、そう言われるようになったのだが、
2000年代初めは、安価な外国製品に押され瀕死の状態だったとか。
2006年、その今治タオルを救ったのが「佐藤可士和」
彼は、ブランディング・プロデューサーの依頼をうけた際、
その品質の高さに驚いたという。
彼は、日の丸を使ったロゴマークを制作し品質保証マークとした。
今や、そのマークは世界に通じる日本を代表するタオルとなった。
今治タオルは、やわらかい風合いで知られる。
それは、従来の「織る」→「晒す」→「染める」の順番であった製法を、はじめに「晒す」→「染める」→「織る」という「先晒し先染め」製法に改めたことによる。
それにより、やわらかい風合いのタオルに仕上げることができるようになったそうな。
タオル売り場は結構な広さだった。
<触ってみてヨ…>
家内にそう言われて、次々にいろんなタオルに触ってみた。
確かに、少しずつ違ってる。
いくつも触っているうちに、しだいに区別できるようになってきた。
なんとなく硬め、フワフワ、さらさら、しっとり感
結局、やっぱり今治タオルを選んだ。
一時間ぐらい、いろんなメーカーのタオルに触りまくってたら、
ヘトヘトになった。
「疲れた。もうギブアップ! もうタオルを投げるよ!」
おやじギャグだな。
<タオルひとつ買うのだって、とっても大変ナノヨ、お解り!>
「よーくわかりました~」
平日だというのに、デパートには人があふれ、
おばさま方が生き生きと買い物してた。
<いま「セール期間」なのよ>とのこと。
さて、ネットで調べたところ、
<洗濯の回数が30回程度を超えると、タオルのパイルや繊維そのものが傷んで吸水性が悪くなり、肌触りも硬くなってしまうと言われています。そのため、ホテルなどでも使用するタオルは交換の目安を30回の洗濯としているところが多いようです>
これは話半分としても、タオル使用の寿命は、半年以上1年未満位のようだ。
わが家のタオルの寿命五年って、何なのか??