0817 お盆からの開放

街と文化

お盆(盂蘭盆会)の時期は正月と並んで、日本人には大切な期間だった。
「お盆はいつ?」と、毎年おもうのだがことしは8/13~16のようだ。

子どものころは、ナスやキューりに足をつけ、素麺を巻いて飾り物をつくったり、
玄関先で迎え火や送り火を焚いたりした。

ちかごろのお盆は、田舎に帰省して家族が久しぶりに顔をあわせ、
ついでに墓参りするようなイメージだろう。
しかし今でも「初盆」を迎えた家ではイロイロとやらねばならぬことがある。

わが家では7年前に母が、3年前に父がなくなった。
そうした場合、翌年の夏は「初盆」を迎えるので親戚の手前、
自宅では、精霊棚や盆提灯で華やかなお飾をせねばならなかった。
私は実家から離れて生活していたから、
お寺さんや親戚との事前連絡がけっこう大変だった。

留守宅の実家を掃除し、仏壇周りを整え、墓掃除をし、
お寺さんに挨拶して読経してもらってお布施を渡す。
そこまでが、お盆まえ。

盆の期間には、お寺での「施餓鬼」合同法要があった。
前年に亡くなった家の家族や親戚が参加してにぎやかに読経した。
後になって想い起こせば懐かしい行事だったが、けっこう大変だった。

もはや両親の2度の初盆も終えた。
だから今年のお盆はすべての盆行事から開放された。

<アルバム整理するから手伝ってよ>
家内が古びたアルバムやら写真やらを積み上げて、そう言った。

私の両親は膨大なアルバム類を未整理のままにして亡くなった。
だから昨年、旧家を処分する際に、残された写真を十分の一ほどに絞ったのだが、
まだまだ整理が必要だった。

<この人は誰?>
「うーん、○○さんの旦那かな、名前は○○かな」
<じゃ、残しておこう。この人は?>
「知らん」
<じゃ、捨てるよ>

2時間程度、こんなことやって、最終的に残す写真を確定した。
<これが今年の、私たちの先祖供養、お盆ですね

「あっ…たしかにそうですね。」
奥さんなかなかやるもんだな。

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