長崎をでて佐賀駅で乗り換え(写真)、唐津駅に着いた。
JRの列車が、激しく横揺れしながら猛スピードで走るから、すごく怖かった。
「島鉄バス」もオンボロ激走だったがJRも同様。九州の公共交通は、すべからく古い車両にも関わらず酷使しているようだ。これでよく事故がおきないものだ。
唐津に着いたときスゴイ強風だった。台風の影響がここまで来ているようだった。
翌日は唐津の市内観光。まず「唐津城」を見学してから「虹の松原」を走り、どこかで昼食。午後は「唐津銀行」、「旧高取邸」、「曳山展示場」をめぐることとした。
「唐津城」は、唐津湾に突き出た満島山上にある。この城は唐津のシンボルだが、じつは天守台までしか建築されなかったそうだから、いまある天守閣は観光用か。
天守台まで、裏側にある斜めに登る100円エレベータを使ってラクチンした。1階は概要展示と売店、2階以上が有料。
1階に7名ほどの作家による展示即売のミニ唐津焼きコーナーがあった。これを見るだけで唐津焼の現状のイメージをつかめた。ただし大物作家の作品は無いけれど。
その後、うっそうとした「虹の松原」を走った。
長さ4キロの松原?は幅400Mもある重厚な松林で、日本三大松林のひとつだそうな。その道路沿いの駐車場に、移動販売車で勝手に店開きしてる「からつバーガー」があった。駐車場とはいえ未舗装の適当な空き地なんだけど満杯だった。でもなんとか潜り込んで注文した。結構おいしかった。 なお移動販売車なのに「本店」とのこと。道路ばたでこんな派手な商売して大丈夫?って不思議に思った。
「旧高取邸」では、暇だったようで解説オバサンが約1時間ていねいに説明してくれた。昔の豪商の住まいの凄さをあらためて実感した。
「曳山展示場」に4時半に着いた。管理のオッチャンが空っぽの駐車場を閉じようとしていた。「取り合えず来てみたんだけど…」と言ったら、
<30分あれば十分みれるよ>との返事だった。
「おおツ、これが曳山か!」
青森のねぶたみたいなもんだけど、いろいろなモチーフがあり色鮮やかで綺麗!
古いものは江戸時代に作られたとのことだが デザインも古さを感じない。
年に一度これらを曳き回してどこが楽しいのか私にはわからないが、唐津の人々の心のよりどころなんだろうな。
ホテルに戻ると、佐賀市在住で釧路校卒業のAさんがホテルで待っていてくれた。
自宅の稲刈り後に250CCバイクで、強風の中を一時間以上走って会いに来てくれた。
35年ぶりだろうか、元気な姿に会えて家内ともども大感激。
彼は以前に、唐津で8年間仕事してたから唐津マイスターだ。
「唐津は、どこがお勧め?}
<そりゃア、曳山展示場と名護屋城跡は欠かせませんバイ…>
「あのサ~唐津市は、佐賀市に次ぐ第二の規模の街なんだろ。駅にも駅前にもほとんど人がいないケド…」
<いつも人はいませんヨ、でも唐津くんちの時はスゴイですよ!>
ま~そりゃそうなんだろうけど、とにかく唐津は人影の薄い街だ。
あしたにつづく