1207 奥さんが病に倒れた

夜9時を過ぎたころ「お腹が痛い」
30分ほどして「もうガマンできない、病院へ行きたい…」
みぞおちから背中にかけてスゴク痛いという。

まだ 夜間の急病時にいかに対応するかは準備していなかった。電話帳を開くと横浜市には北部(都筑区)、南西部(泉区)、中区桜木町の、3箇所の「夜間急病センター」があった。桜木町センターなら車で7分ほどだ。問い合わせたところ24時まで開けているから来て良いとのこと。タクシーを呼び、桜木町駅前のセンターに10時ごろ着いた。もう家内は歩けない状態で車椅子で待合室へ。普通この状況なら救急車でしたねと後で言われた。

急病でスゴク痛がっていても直ぐに処置してもらえない。腹痛、血便、子供など3名ほど順番待ちの患者がいた。私が受診票に記入し提出してから20分ほど待たされた。ここには看護師が3人ほどで、医者はひとりしかいない。ご自分が食事指導されそうな豊満ボディの人だった。

家内は25年前に一度死にそうになった。地元の日赤病院では手に負えず、北大病院へ空路転院し、驚かれるような大量のステロイドによる強制治療のおかげで一命をとりとめたことがある。そこで3ケ月入院した際、胆石があるのが発見されていた。でも、< こういう手術は大学病院より市内の専門医の方がジョウズですから >と治療を拒まれ、そのままにしていた。

今回は胃腸関係の症状なし、腹痛の位置からみておそらく胆石のせいだろうと私も家内も考えて、そう医者に伝えた。いちおうルーティンだからと、心電図、血圧、血液検査ののち痛みを和らげるための筋肉注射をした。
 < 一番こわいのは「大動脈うんぬん」だけれど、それなら心電図に出る、心電図に異常無いから、たぶん胆石が動いたのだろう。でもそれならば筋肉注射後5分で痛みは治まるのですけど…? > 
家内の痛みは相変わらずつづいている。寝ている体の向きをかえることで何とか気分を変えることしかできないようだ。ここではこれ以上治療方法が見あたらないようだった。しかもこの急病センターの営業は20~24時だから、もうすぐ閉まってしまう。

 < 痛みがあるのに、このまま自宅に戻るわけにはいかないですよね。どこか入院もできるところを探しましょう > 医者は入院を前提に考えているようで、「横浜市立市民病院」へコンタクトをとり、紹介状を持たせてくれた。

支払いを終えタクシーを呼んだ。この場合も救急車搬送もできるのだが、それには乗車前後にバイタルチェックとかいう検査をしなくちゃならないそうで、面倒だからタクシーにした。
「市民病院って、どのあたりにあるんです?」運ちゃんに尋ねた。
 < 三ツ沢の丘の上ですよ 6キロぐらいかな >
家内はぐったりして私の肩に頭をもたせて動かなくなってしまった。
横浜駅の脇を通り過ぎ、真っ暗な急坂を タクシーは グイグイ どこまでも 登っていく。
11時半に市民病院に着いた。

つづく

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