夜の11時半、市民病院の救急(ER)外来受付に着いた。ここは医者とスタッフあわせて15名ほど、24時間の救急医療体制で、同時に3名診療可能のようだった。患者は7~8人いた。
20分ほど待たされてから家内だけ治療室へ。1時間後に私が呼ばれて医師から簡単な説明をうけた。 < 血液検査してから痛み止め入りの点滴をしている。CT撮影の結果、結石がある。血液検査の結果が出るのはまだ1時間かかる > 家内は点滴につながれて横になっていたが、 大分ラクになったよう で、「少し痛みがとれた。」と言った。
私はベッド脇で、古いパイプ椅子の座りにくさに辟易しながら タダ座っているだけだった。 痛さにときおり顔をしかめ、寝返りをうつことで気を紛らわそうとする家内の傍で、何もできずに居るというのは辛いもんだ。その後は30分ごとに医者が様子を見にきた。
< いまの痛みのレベルはどれくらいですか? >
「ン~、5か6かな」十段階で答える。2時過ぎの頃には
「ン~、2か1かな」と、痛みが和らいだようだ。
< 胆石が動いて胆汁の出口をふさいだから発作がおきたと思われます。どっちにしろ外科的手術で取り除くことになりますが様子を見ましょう。今日は、自宅にもどってもらい、一週間以内に専門医に診てもらうようにしましょう。この病院なら検査結果をそのまま引き継げますよ。>
「じゃ、一日おいて翌々日に診察受けるようにお願いします」
タクシーを呼び、自宅にもどったのは、朝の3時。
2箇所の救急外来を はしごした、長い ながい 5時間だった。
それにしても、桜木町の急病センターにしろ市民病院の救急外来にしろ、夜中ずっと治療をつづけている人たちの姿をみて頭が下がる思いがした。ハードな徹夜勤務のなかを、スタッフの皆さん、すごく丁寧におだやかに対応し処置をこなしていた。こんなことなかなかできることじゃ無い。私ならば、たとえ若いときであっても耐え切れずに、すぐギブアップして転職してただろう。
そんな思いをもちつつ、「家にもどれて良かったね」と安堵しながら帰宅した。
一日おいて市民病院の消化器内科へ行ったところ、思いもよらず 即、入院となった。
つづく