1210 自宅は、私の天下…?

入院荷物を届け、帰ろうとしたとき家内が言った。
 < とうぶん自宅は、あなたの天下ね > 
むかし家内が旅行に出かけた際に、息子が言った
「これからは、オレらの天下だな」を、奥さん覚えていた。奥さんは記憶力抜群だから何でも覚えてる。

今回はしかし、奥さんがいなくなっても、自宅は私の天下にはならなかった。

< ガン検診と歯医者の予約を取り消しといて、布の袋持ってきて、財布仕舞っておいて、セータの押し洗いの仕方教えます、バンドエイドとクリーム持ってきて、手鏡探して、○○冊子を持ってきて、仏壇のお水換えといて、明日の面会時間は~だからね、横浜駅の通路は開通したの? 若い先生が代理で来た、髪の毛立ってた >
奥さんから私への、指示メールや何やらが次々にとどく。

25年前、北大病院に奥さんが3ヶ月入院した時は、まだ携帯電話などなかった。だからこんなふうにメールで慌しく指示されることもなかった。ナ-スセンターを通して呼び出してもらうために、 週に一度 、時間を決めておいて電話したりする大変さがあった… ナ 、思えば懐かしい。

今日は、今冬の最低気温なれども、天気がよかった。
家内のパジャマなども含めて洗濯した。 洗濯機を使うのは久しぶりだった。そして「2日ごとに掃除してね」と言われている部屋中の掃除機がけもした。それから、2台の加湿器のカルキ掃除も初めて行った。

食事に関しては、私は料理大好き人間だから一人暮らしでもモウマンタイ。ここぞとばかりヘルシオやオーブン料理の新規メニュー開拓にチャレンジした。とっても楽しい! でも、おかげでとっても忙しい、「わたしの天下」なんて悠長なもんじゃないナ。

 < あす、TVボードお届けします >夕方に電話があった.
オヤ、そうだった。明日は「くじらのせなか」で注文した荷物が届く日だった。

家内がいれば、私の行動について毎日イロイロ文句をいわれる。「これは文句じゃないです、指導です」とか言われるのを、私の心中では我慢ガマンの日々だった。でも、いざ家内がいなければ、やっぱりイロイロ困るわけだ。天下はいらない、私は下僕で十分だナ。

 < 微熱と血圧上昇してます、入院して良かったですね、ってお医者さんから言われたよ。あすは、エコー撮ります。>
 
奥さんがんばってる。私も、あす頑張ろう!

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