0109 廻るねずみ

街と文化

「初詣には、川崎大師へ行こうネ」

楽しみにしていたのだが、何やかやで大師様には行けなくなってしまった。その代わりに近所の神社へ出かけた。 元旦の昼ちかく、気温10°なれども陽射しが暖かい。娘家族とベビーカーを押し、すぐ近くの杉山神社に向かった。

「あれ~、神社の前がすごい人だかりだ。ラーメン屋でもできたんか?」一瞬そうおもった。なんと大行列だ。ふたりずつ並んだ列が境内からはみ出して左に曲がり、さらに曲がって延々50メートル以上の行列ができていた。

「さすがに大都市近郊だ、こんな小さな神社まで行列かよ」これまで普通の神社だと思っていたから、私は驚いてしまった。列の動きは遅々として進まない。「あきらめよう!」、境内には入らずに隣の公園で日向ぼっこして帰った。

 < もう一度行きたい >、翌日、娘がいい出した。昨日よりも暖かいから「しゃーない行くか」と、散歩がてら出かけた。二度目の初詣はベストタイミング、十数人の列ができてるだけだった。ちょうど良かったネと喜んで参拝した。

 < あれ-、ネズミが廻ってるよ! >
娘にそう言われ、見たら石のネズミが静かに廻ってる。

廻るネズミ 杉山神社 狛鼠 戸部杉山神社

 < 台座は回転式で、拝殿に向かって右側がオス、左側がメスとなっている(男性は右側、女性は左側の狛鼠を一回転廻してお参りする)>、こう案内掲示にある。

一回転どころか、軽く押すだけで音もなくいつまでも廻り続ける、すごく良くできていて感心してしまった。チベット仏教にはマニ車って回す道具があるけれど、日本で廻せる宗教用具は珍しい。

いったいこの神社は何なんだ?調べてみた。

「杉山神社」は 652年創建とされる。由緒については不明な点が多くてよくわからない。 でも横浜にはいたるところに杉山神社がある。登録されているだけで35社もある。御祭神は大国主命、火の中に閉じ込められたとき、ネズミの案内で穴の中に逃げて火をやり過ごすことができた。2002年には「創建1350年」を記念して、この神社の狛鼠が設置された。

フツ~の神社だと思っていたのだが、 どっこい格式の高い由緒ある神社だそうな。

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