0328 川崎大師はSRCだった

街と文化

東京に来るなと、タヌキおばさん。

コロナのせいで今週末の不要不急の外出を控えよ「東京へは来るな」と、私の嫌いなみどりのタヌキおばさんが言った。だから30分で行ける近場の「川崎大師」へ出かけた

大師さま」は 初詣客を毎年300万人も集める大人気のお寺。初詣の参拝者数、 2019全国ランキング堂々の第三位

 第1位 明治神宮(東京)
 第2位 成田山新勝寺(千葉)
 第3位 川崎大師 平間寺(神奈川)
 第4位 浅草寺(東京)
 第5位 伏見稲荷大社(京都)
 第5位 鶴岡八幡宮(神奈川)
 
人気のお寺だから正月の混雑具合は凄まじい。今の時期ならばイベントが何もないし自粛中だから境内や仲見世通りをゆっくり散歩できるだろうと出かけた。

大師線の不思議

横浜から 京急快特7分、川崎駅で大師線に乗り換える。大師線は、距離わずか4.5kmで駅の数7駅。 京急本線にチョロっとくっついた極く短い路線だから京急の盲腸線ともいわれる。 「なんでこんな路線がくっついてるんだ?」と思い調べてみて驚いた。

なんと「大師線」は、川崎大師への参拝客輸送を目的として、明治 32(1899)年に京急電鉄が最初に運行した路線だという。つまり京浜急行電鉄の発祥路線なわけで、けっして後からくっついた盲腸路線なんかじゃなかった。

エッ!鉄筋コンクリート?

御本尊は弘法大師で密教を受け継ぐお寺。大山門や大本堂はけっこう大きな建造物。でも柱に触って「あれ?…コンクリート?」 遠目に見たときからどこか違和感を感じていた。木造の歴史ある社寺建築だとばかり思っていたからガッカリした。

そういえば浅草寺本堂もコンクリートだ。川崎大師の大本堂がいつ頃SRC (鉄筋鉄骨コンクリート造) に改修されたのかを調べたら面白いことがわかった。

復興設計を担当したのは大岡實建築研究所
大岡實氏は昭和24年、法隆寺火災事件により管理責任が問われ、公職追放の憂き目に遭った人だった。この事件は、法隆寺金堂の壁画保存事業で模写の最中に火災を起こし壁画の一部を焼いてしまったというもの。その指揮をとっていたのが大岡實氏だった。
3年後に無罪となったのだが、壁画を焼いてしまった反省が、設計活動において鉄筋コンクリートを用いて伝統的社寺建築の形態を実現する方向に向かわせたという。

まあ、そうして見ると木造でなきゃダメだって贅沢言ってもいられないと思いなおした。

川崎大師の名物は?

ダルマと、のど飴の店ばかり」ってのが仲見世の土産物店の印象だった。縁起物として「だるま」を売ってるのは分かる。だが「せき止め飴」を売ってる理由がわからなかった。でもハ-ブが5種類が入ってるし、あんまり甘くないから評判が良いようだ。ただし最近は「大師名物 評判堂の元祖せき止め飴」をダイソーで売っているというからどこでも買えるようだ。

あと名物には久寿餅があった。食べてみて「あれ?これクズもち?」そう思った。ここのくず餅は、関西の葛粉を使用した透明でとろみのあるものとは異なり、小麦粉からグルテンを分離させた後で乳酸菌発酵させたものなそうな。どおりで、ぷるんとした食感じゃなくて固めなわけだ。葛飾郡で開発したから葛もちと呼んだが、関西のそれと紛らわしいので「久寿餅の表記にしたそうな。でもお味はけっこう良かったな。

くわえて面白かったのが北海道からあげ「ザンギ」のテイクアウト専門店えぞや 川崎大師店。間口一間のほんとに小さなお店。店内には入らず対面式で外から注文する。作りおきはせず注文後に揚げるからアツアツ。 すぐ脇にある公園のベンチでサクラを見ながら唐揚げと揚げパンの昼食。

行き帰りの移動も含め4時間のショートトリップだったけど、帰宅後に疑問点をしらべたらいろいろ面白い事実が出てきてけっこう楽しめた。

動画練習:川崎大師2020

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