逗子の「松汀園」に泊まった。
ここは元勤務先の保養所。
退職した際に「宿泊施設特別利用者証」が送られてきた。これがあると現役のときと同様に、今後も「保養所」に組合員料金で利用することができる仕組み。一緒に5000円割引券が二人分入ってた。 割引券は、全国どこの保養所でもつかえるのだが、住居から逗子は近いし、このさい逗子マリーナでも覗いてみるかってことで行くことにした。一泊2食付「お手頃会席6980円」が、5000円割引だから自己負担は2000円だけになる。
「松汀園」は、大正12年銀行家の牧野元次郎氏の別邸として1360坪の広い敷地に建てられた日本家屋「大正館」と昭和の時代に建て増しした「昭和館」からなる。建物は概ね建てられた当時のままで昔なつかしい面影を残している。
3年前の秋、退職後のMSを探す際、大船から逗子~金沢文庫あたりまで候補地に入れてたから、その時に私一人で泊まったことがある。トイレはシャワレットじゃなくて、風呂も古びていた。「もう、この宿永くないな。閉鎖が近いな…」って感じた。
だから、今回「松汀園」へ行く前に奥さんに言った。「ここは、以前泊まった東京の昔の保養所(すでに閉鎖)のように、設備が古いからちょっと大変かも知れないよ。気に入らないかも知れないよ」
今回「松毬」の部屋に案内された。前回泊まったのもこのお部屋だった。
前回 泊まった際に「これ、なんて読むんですか?」って尋ねたら、<マツカサですよ>って教えてくれた。「松かさ」なら、松傘や松笠の漢字しか知らなかったが、面白い字もあるもんだ。「毬(まり)」は丸いもので、代表には「毬藻(まりも)」がある。それ以外にとげのある外皮で「毬栗(いがぐり)」もあることが分かった。まあ、そんなことはどうでもいい。
驚いたことに、松汀園は内装が全面的にリノベーションされていた。部屋の壁は貼り直し、廊下の木質部は塗り直され、風呂もトイレも文句なしに改修されていた。もともと建物は歴史的旧別荘風の外見で、広々した庭園はとっても素敵だった。明るく清潔な全面リノベによって、閉鎖どころか今後もず~っと続ける意欲が感じられた。
夕食はふつうなんだけど、この宿は朝食がとってもステキだ。おねーちゃんグループも「わー、スゴイッ」って驚いていた。お庭を眺めながら和食の朝食をのんびり楽しんだ時間は幸せだったな。
逗子マリーナはスゴイけど…
ところで、逗子マリーナは地中海のリゾート地をイメージしたヨットハーバーとして1971年に岩礁を埋め立てて造成されたもの。1,200戸の分譲マンションが建設され、プール、レストラン、ボウリング場など各種施設も建設された。大きく育ったヤシの木やハーバーに停留してるヨットやクルーザーを見ると別世界があることを感じた。初めて行ったのだが「まあ、ここは一度でケッコウだな」と思った。
マリーナから逗子海岸へのもどり道、途中で丘を登ったらそこにはベンツやポルシェが駐車した 豪邸がいっぱいあった。「ビバリー匕ルズみたいだな(行ったことないけど)」 そうか、こういうところにお金持ちが住んでる(別荘もってる)のかと思った。ここもまた別世界だった。まあ~、逗子という街自体がお金持ちの集まりのようだ。狭い道路はいつも渋滞気味だがベンツとBMBの外車率が異様に高かった。
街なかに、私が大好きな「スーパーOK」があった。3~5Fが駐車場。敷地も狭いから小さなOKだなって思いながら入ってみた。あれっ?…動く歩道で地下1Fへ向かう仕組みになっていた。レジは 1F 。だから 地下1~1F 合計すると売り場面積はケッコウ広い。高層ビル禁止だからこういう仕組みのようだった。 平日の昼頃だが 地下1F の広い売り場に人が溢れていた。A5ランクのきれいな霜降りのステーキ用牛肉がいっぱい並んでいたのには驚いた。
GoToトラベル
< 割引券分一万円をお引きした残り4000円は、 GoToトラベル でお使い頂けます…>
支払いのときそう言われ申請の必要書類を渡された。 「Go Toキャンペーン」には、「Go To Travel」「Go To Eat」「Go To Event」「Go To 商店街」などがあるようだが、まだサッパリわからない。でも、個人旅行でしかも8割方割引券を使った、こんなミミっちい個人旅行にも使えるのは予想外だったな。 GoToトラベル の仕組みが何だかよ~ワカランけど、 きっとGoToトラブルだわな。
奥さんが宿から出るときに言った。
<ここなら逗子の海に遊びに来たついでに、また泊まっても良いな…、でも泊まるまでもないか… 日帰りで一時間で帰れるから >
新逗子駅→「逗子・葉山駅」改称問題
今年3月に京急「新逗子駅」が「逗子・葉山駅」に改称された。これには逗子の住民からの反発があったという。
<葉山町には鉄道は通っておらず、新逗子駅前からバスに乗り10分程度を要する。停留所が設置されている新逗子駅前は「通過点」の一つに過ぎない>
「京急側」は、逗子駅がJR逗子駅より葉山町側にあることから、「『葉山への入り口』『最寄り駅』であると考える」と回答した。
そういえば、これまで京急の特快や快速に【新逗子】って書いてあったのに、【逗子・葉山 】になったのが不思議だった。でも、自分が行った経験から思った。逗子・葉山はイメージからいえば一緒だ。お金持ちのリゾート地だ。それはそれで良いじゃないか、そう思う。
今の時期、どこへ行っても中国語や韓国語が聞こえない。
それはとっても嬉しいことだ。
歴史を正当に理解していないChineseもコレアも、私は 大嫌いだ!
でもそれは、正当な歴史を教えない体制の問題なんだけど…