0915 軽井沢といえば万平ホテル(2)

旅行

 

「万平ホテル」はアルプスの山荘風

「万平ホテル」のエントランスに立って思った。
昨年泊まった「雲仙観光ホテル」は威風堂々とした外観だった。 ハーフティンバー様式は同じでも 「万平ホテル」はもう少し控えめなアルプスの山小屋風だな。
ハーフティンバーとは、柱や梁が外側にむき出しになっていて、その間の外壁を漆喰やレンガで埋めた木造建築のこと。半分は材木で半分は漆喰やレンガが見えることから、この名で呼ばれている。

老舗クラシックホテルには、都会の高級シティホテルよりも非日常の落ち着きと気品がある歴史的建造物という価値以外に、スタッフの心地よくさりげない接客が何よりステキだ。 雲仙…」と比較して「万平ホテル」は従業員数がすごく多い。日光金谷ホテル3倍は快適♪」と言われるほど、これでもかというスタッフの配慮と気配りが感じられた。

クラシックモダンを味わった

「万平ホテル」は、宣教師のショーから外国人に応対する技術や生活習慣を学んだ佐藤万平が明治の中頃に創立した。アルプス館(昭和11年築)、愛宕館(昭和50年改築)、碓氷館(平成13年改築)、別館(昭和38年)、コテージなどがある。
本館の「アルプス館」はメインダイニング、カフェ、バーなどからなる木造3階建ての建造物。床の間を配した和と洋が調和するお部屋で、このホテルを代表するクラシックツインルーム。ジョン・レノンが好んだそうな。
「ウスイ館」には、クラシックタイプとライティングデスクを備えた書斎タイプがある。ここはアルプス館(本館)のインテリアを取り入れつつ、「クラシックさにプラスしたモダンな快適さ」が味わえる。

左;玄関  右:ダイニング

私が泊まったのは「ウスイ館」だった。 縁側のようなスペースを備え、とにかく広々としている.
静止画では表現できないから動画にしてみた(ボケてるけど)

浴槽は全室シャワーブースを備え機能的。自宅の倍近い浴槽サイズだが「アッ」という間に満杯になる驚異の給湯バワーだ。

左: ガラス扉を手前に引くとシャワーブース になる。 右: シャワーブース 使用時

フレンチのフルコース夕食はもうひとつだった。まあ、「雲仙観光ホテル」のモノ凄いフレンチとはお値段が違うから比べちゃいけないナ。

軽井沢ルールはタイヘンだぞ 

今回の一番の関心は「軽井沢の別荘地ってのはどんなもんじゃ?」ってことだった。
軽井沢には多くの別荘地があるのだが「旧軽井沢」は明治の初期から避暑地として発展したエリアで別格の存在。軽井沢駅からも近く、メインストリートの「旧軽銀座通り」を中心とした日本を代表するリゾート地。一等地の「万平通り」で プライベート感満載の豪華別荘をタクシーから眺めた。ホテル到着後、万平ホテルのすぐ裏手に広がる「せせらぎの森」を散歩した。

ここは昔ながらの閑静な別荘地で案内板もなく人も少ない。 軽井沢に唯一残された石畳の小路脇の低い石組みにはビッシリと苔が生えている。 旧軽井沢エリアは年間100日は霧が発生する場所 。この湿気のおかげで美しい苔庭が広がり幻想的な朝霧が立ち込め、高級別荘地感を醸し出してるわけだ。でも住むとなると湿気はやはりやっかい。洗濯物は乾かないし、結露の対策や建物のメンテナンス面も大変だ。 平坦な道が次第に上り、迷路のようになって行き止まる。敷地が広いから木立に埋もれて建てものがほとんど見えない。

軽井沢で別荘を建てるには「軽井沢ルール」をまもる必要があると言われる。別荘地の景観を守るための『軽井沢町自然保護対策要綱』という条例が 「軽井沢ルール」 。
敷地は300坪(できれば500坪~1,000坪以上) 。 道路側の木は伐採しないこと、そして建物は道路より5m以上離すこと。 隣の境界から3m以上離すこと。そして軒は50cm以上出すこと。敷地の外周は木または生け垣とするのが良い。 高さは10m以内で2階建てまで。建ぺい率20%、容積率20%。などなど。
こりゃタイヘンだな!

見晴台は絶景だった

天気予報は「くもり時々アメ」だったが、両日ともに心地よい 快晴 。
見晴台」は碓氷峠の頂上近くの標高1200mに位置する展望公園。碓氷峠は上野国と信濃国の国境。関東から信越・北陸地方へつながる「中山道」最大の難所だった。見晴台のある場所は 「旧中山道」 の「旧碓氷峠」にある。

赤の可愛いバスで万平ホテル前を出発。けっこうな急坂を5km程ガタガタ登って 15分で展望公園へ着いた。 「赤バス」は、4月下旬から11月下旬までの季節運行だが今年はコロナで6月からの運行だったそう。 < 昨日まで二日間は「霧が濃くて」運転ができなかったんだよ >とのこと。

赤バスは1時間に一本。その間に「熊野神社」と「展望台」を見た。
バス停脇にある「熊野神社」は不思議だった。「熊野神社」であり「熊野皇大神社」だという。社殿にはなんと賽銭箱が二つ並んでおり鈴も二つある。 一つの神社でありながら、ちょうど県境に位置してるため 群馬県側が熊野神社 、長野県側が熊野皇大神社。コンパクトながら施設(?)はけっこう充実してる。ここは 和歌山県の熊野三山、山形県の熊野神社 (南陽市) と並び日本三大熊野と称されるのだそうな。見くびっちゃいけないな。

少し歩いて展望台へ。
おお~これはッ…スゴイ!思わず声がでた。
見事な、大パノラマ が広がっていた 。180度と言わず 200度以上を見渡せる広大な眺望だ。
写真右から浅間山や、南アルプスや八ヶ岳、 妙義山など上毛三山も見渡すことができる。

左:妙義山  右:浅間山

雄大な景観だ。そういえば浅間山は10年ほど前に噴火したような記憶がある。これだけ近ければ怖いな。 妙義山は遠目に見ても背筋が寒くなるような異様な山容だ。日本で一番山岳死が多いのは谷川岳だが、 妙義山はそれを上回ってるとも言われる。連合赤軍が決死の妙義超えをして浅間山荘事件のを起こしたのも記憶にある。妙義山は暗いイメージしかないな。

とはいえ、これだけ眼前に広がる大パノラマを観るのは 久しぶりで、心地よかった。

つづく

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