1212 「燕子花図屏風」エッ観れるの?

街と文化

こりゃ行くしかナイな!

11月中旬に何気なく「根津美術館」の企画をネットで見た。
エッ!燕子花図屏風?… え~ッ!
「根津財団80周年記念特別展」で、12月1~13日に展示するという。

「燕子花図屏風」は、いつもは毎年5月に2週間ほどお披露目するだけだったからすごく驚いた。今回展は『根津美術館の国宝・重要文化財』。同時に「那智瀧図」も展示される。ぜひとも観に行かなくちゃと思った。

根津美術館は10年ほど前に、隈研吾氏の設計で展示室をリニューアルした。以前の建物のときに一度だけ行ったことがある。クマさんの建築も観たいからそのうちに行こうと思っていた。ちょうど良い。こりゃ行くしかナイな!

事前予約は…必要かな? しなくても…?

「燕子花図屏風」が公開される際はいつも大混雑だと聞く。しか~し、コロナの今は感染防止で事前予約制。入場者制限してるからゆったり観れそ~。

ネットの「入館の日時指定予約(入場券購入)」を見ると「土・日」以外はほとんどの時間帯が、30人以上空きの「○印」だった。こんなに余裕があるのなら、事前予約なんかしなくて平気だなと思った(事前予約は前日までで当日は不可)。

ところが前日になると、急に予約者が増えて続々と埋まってゆく。
前日の午前11:00の時点では朝一番のみ「満員の✗」。15:30になるとだいぶ埋まってきた。22:00には午前中枠は売り切れで午後も埋まりつつある。
…オイオイこりゃチョット、予約しとかなきゃまずいぞっ」ってことで、前日 22:00 すぎになってからアセアセと「12:00~13:00」枠を事前予約した。

心ゆくまでゆったりと観ることができた!

「燕子花図屏風」を観ることは長い間の私の夢だった。
日本美術の中で、私が最も好きな屏風絵が3つある。
日月山水図(じつげつせんずいず)屏風」と「松林図(しょうりんず)屏風」そして「燕子花図(かきつばたず)屏風」だ。いずれもまだ「現物」を観たことが無かった。

これまでは5月の御開帳に行ったとしても、どうせ混雑の中で押されるようにしか観られないのだろうなって思って後回しにしていたのだった。
しか~し、コロナのおかげ?で少ない入館者の中で、思うぞんぶん「燕子花図屏風」を観ることが出来た。

おお!「カキツバタはでかい」

根津の展示室は実質5つ。あんがい狭めの展示室が4つで一つだけ広め。日本の絵画は光に弱いから会場はすごく暗め。軸物の半分は画面が真っ暗でほとんど見えない」。画面との間に距離があるから細部まで確認できない。単眼鏡で覗いてる人が数人いた。

「カキツバタ」の前に立ち最初に思ったのは、「カキツバタがでかい」ってことだった。
日本の古絵画のほとんどは細密画だ。細部までこまかく描写するのが特徴だ。そんな軸物を順番に観たあとで「カキツバタ」を観ると圧倒されるほど、でかい描写だ。
言い方は悪いが「芝居の書割り」や「銭湯絵」 のようにどこか「アッケラカン」と描かれている。
モネの睡蓮の大作とも似ている。 花のカキツバタを全く知らない人ならば、緑のタッチと紺色の点による抽象画と見るかも知れない。

実物は画集よりおもしろい

六曲一双をジグザグに折って立てた状態で展示されているから画集などでみるよりもずっとスマート。 画集の図版では、12扇(枚)が平置き状態で印刷されてるから横への広がり感がある。折って立てた展示だと垂直性が強調されて緊張感が加わる。こちらの方がずっとステキだ。

しかも折ってあることで前後に空間感ができて三次元=3D的だ。 前後左右と、自分の動きにつれて絵柄が変化し、違った表情を見せてくれる。平面的な印刷画面を眺めるよりもズット面白い。
会場がすいてるから長いこと右や左にウロウロしながら観続けていた。

その後で、写真を撮りながらゆっくりお庭を散策した。
それから会場に戻って、もう一度「燕子花図屏風」を観た。
いつまでも観ていたかった。

帰宅後も、長いこと幸せ感を味わえた。

久しぶりにお土産を買った

近頃はミュージアムショップにいろんなものが並んでる。でも私はこの十数年、展覧会でお土産を買った記憶が無い。展覧会カタログも重いだけで結局捨てちゃうから買わなくなった。たぶんロンドンのナショナルギャラリーでDVDを買ったのが最後だったろう。15年ほど前になるかな。
けれども今回は「燕子花図ミニ屏風(右隻・左隻セット)8,700円」がすごく欲しかった。「う~んちょっとお高いなア。」そう思って金粉もどき特色印刷、封筒も含めてキンキラの「燕子花Gカード(750円)」を買った。これをもとに、そのうちに自分で「ミニ屏風」を作ろうと思う。やっぱりケチは治らない。

この切手が欲しい

切手趣味週間 2017(平成29)年4月
燕子花図屏風(かきつばたずびょうぶ)1~10

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