ネットで探した ら激安「ふ~ちん」が…
根津美術館の予約時間は12:00~13:00にした。
どこかで軽くランチしてから入館しようと思い、前夜にネットで探した。
表参道駅すぐの「赤坂ふ~ちん 青山店」って店が出てきた。
口コミにはこんなものがあった。
< 表参道駅のすぐ近くです。コストでは表参道No.1ではないでしょうか。チャーハンやラーメンは580円、カレーはコロッケ付きで500円、大盛りと白飯お代わり無料、ゆで卵1個無料、コーヒーと杏仁豆腐も無料です。パフォーマンスも凄いっす。>
え~、青山にこんなお安い店があるんかいナ?そう思いつつ、さらに口コミを読んだ。
高評価の書込みに混ざって、< ベトベト、汚い、店員が無愛想…>。

帰宅後、奥さんに聞かれるはずだ。
< どこでランチしたの? >
「ラーメン580円で、ゆで卵1個にコーヒーと杏仁豆腐も無料で…」とか答えたならば、
< どうしてそんな場末の中華屋みたいなところへ行ったのッ、なぜもっと青山らしいところへ行かなかったのよッ! >きっとそう罵倒されるはずだ。もう少し青山らしい、シャレオツなランチは無いもんかナ、と探した。
「希須林 青山」って店がヒットした
< 表参道駅から徒歩2分ぐらいのアクセスの良い場所。青山は小綺麗な店内なのでデートにも相応しい。>
< 雑居ビルの2階にある中華料理屋。内装がシンプルでお洒落です。人気店なので予約必須。客層は様々で女性の1人客も見かけます。 >
< 坦々麺といえばここ。見た目は辛そうに見えるが、ゴマの味が強い。唐辛子よりも山椒が強い。子どもでも食べられそうな辛さ。ランチメニューには酢豚や天津飯などもあるが、初めての方はぜひ坦々麺を食べて欲しい。 >
「よ~し、ここ行ってみよう」ってことで「希須林」へ行った。
「入り口がわかりにくい」と書込みがあった。たしかに知らない人が入れる店じゃない。とても飲食店があるようには見えないビルの2Fだった。まだ開店間際の11時少し過ぎだったからガラスキだった。
私はもちろんイチオシの担々麺を頼んだ。

注文してすぐに、箸とザーサイが置かれた。十分ぐらい待って担々麺が来た。胸にあてがう紙エプロンも一緒に置かれた。汁が飛ぶからカレーうどんに紙エプロンは必須だろうけど担々麺にもいるんかい?って思いつつ首にかけた。後で分かったが、私が付けた紙エプロンに汁が飛び散っていた。やっぱり「汁あり担々麺」にエプロンは必須だ。
でも、私はじつは担々麺ってどんな麺料理なのかあまり知らなかったのです。「挽き肉炒めが乗っかってる辛めの中華麺」。せいぜいその程度だった。
横浜へ来てから「スーラータン(酸辣麺)または(サンラータン) 」ってのがあることを知った。最近は奥さんと「スーラータンってどんなんだろうね?」とか言ってたのだが、「担々麺って何かな?」ってのも疑問のひとつだった。じゃ~ちょうどよい。私がこの機会に解き明かしてこようって思ったわけだ。
「フームこれが担々麺なのか」
たしかにスープが赤色で見た目は辛そうに見える。食べてみた。
ゴマもかかってるし山椒の風味が強い。
でもそんなに辛くない。けっこうまろやかで穏やか。上品でもある。
もっとインパクトがあるのと予想してたからチョット拍子抜けした。
「フーム、こういうのが担々麺なのか」 しげしげと眺めた。
これまでまともに「担々麺」を食べたことが無いから比較しようが無い。

私が具材を確かめながらスープの味を確認したり、ゆっくり味わっていたら、隣の席に女性がひとり来て座った。
彼女、<・・・で、お粥を >って注文した。
何か別のランチメニューを注文したようだった。
それから一分ほどして、彼女が店員さんに声をかけた。
< あの…、さっきのメニュー「担々麺」に変えてくれますか… >
「ウッ…コイツ、私が横で食べてる担々麺を見て心変わりしたな」
これは面白かったから、帰宅後そのことを奥さんに話した。
< ハハ…、それは面白い話だね… >と奥さんが笑った。
< う~ん…でもね、…そばとうどんをチャンと注文出来ないあなたは、それを笑えないな~ >
「 …?、あ!あ…そうですね~ 」
ソバ屋のうどん
じつは数日前のことだった。
アドマチック天国というTV番組に近場のソバ屋が出た。なんでもこのソバ屋の上に、B’zの稲葉って人が学生時代に住んでいたとかいう話だった。歩いて10分ほどだから行ってみた。
奥さんは、その番組でイチオシだった「カレーコロッケそば」。私は「おかめソバ」を注文した。注文したつもりだった。
待ってる間に、ふと私が言った。「あのさ~、私、<温かい>やつって言ったよな? それから<ソバを>って言ったよな。
< 知らないよ。だいたい「うどんを」って言わなきゃソバが来るもんだよ >そう奥さんが言った。

「おーきたきた」って麺をすくったら、「うどんが出てきた」
ゲっ、私が「うどん」って言ったらしい。
< ま~私は、うどんでもソバでも、どちでも良かったけどね >と奥さん。
この店は「ソバ屋」なんだから、私はソバを食べたかった。
今後は、ソバとうどんを二度と注文間違いしないように誓った。
ところで「担々麺」についてだが
じつは担々麺は発祥地の中国のものとは相当違うという。四川省出身の料理人陳建民が日本人向けに改良し各地に広まったものという。
中国の担々麺の状況を詳細に報告したブログがあった。
これは中々優れたレポートです!
中国・四川レポート② 担担麺の定義とは?~四川に行って徹底的に調べてきた~
<「担々麺とはなにか?」その問いについてはっきりとした答えを出すべく・・・中国・四川省 成都市に行ってきました!!>http://cookingmaniac.net/archives/73801164.html

結局、ラーメンとおなじく店によってまちまちの味付けと具材がある。多くの種類の担担麺があるってことになる。料理は生きもの。地域や時代によっても変化するものだろうなと思った。