0106 箱根駅伝に思ふ

街と文化

応援しに行くな!

< 応援したいから、応援に行かない >
こんなフレーズがネットやTVで事前から流れていた。
感染予防のため、沿道での声援を控えろということだった。
運営側としては<応援自粛>を促さざるをえないだろう。しかし近ごろの外出者は皆さんマスクしてるし、ましてや外気に包まれた道路脇だ。どこに飛沫感染のリスクがあろうか?
もちろん、私は今年も応援に行ったよ。

遅刻しかけた

「お~い、もう10分前だぞ」奥さんを誘って玄関を出た。
<バ・ラ・バ・ラ・バ・ラ?>って空撮のヘリコプターの大きな飛行音が上空に響いている。道路に出ると幾人もが国道へ向かっている。
<予想は31分だってッ。>私たちのすぐ脇にいたオバサンがそう教えてくれた。
腕の時計は29分だからあと2分だ。あたりを見れば走ってる人もいる。「走るぞっ」と言ってオバサンともども急いだ。沿道に到着して十数秒後、先導車が通過した。ギリギリセーフだった。

応援は<拍手だけ>

まず先導車が通り、続いて白バイ、そして先頭のランナーが駆け抜けていく。
観衆のみなさんがパチパチと拍手。次のランナ集団が通る。またパチパチ。声出しが規制されてるから出来ることはパチパチ拍手するだけだ。先頭から最終ランナーまで4分ほどだった。全員が走り終わると沿道の人の列がほどけて帰り始めた。
昨年は、二重三重の人垣ができていて隙間を探すのがタイヘンだった。「撮影できない、なんとか好位置をキープしたい」「できればもう少し前に行きたい…」とジタバタした。それに較べてことしの人出は5分の1。隙間だらけだから好きな場所を確保できた。でも… 去年のほうが数倍楽しかった、あちらでワイワイこちらでワイワイ、人混みゴチャゴチャにぎやかだった。昨年が懐かしかった。

昨年は、選手が近づいてくると、皆さんが旗をバタバタ振りながら「ガンバレー」と叫ぶ。走る選手とともに「ガンバレー」の声も近づいてくる。選手が通りすぎると「ガンバレー」の声が遠ざかっていく。次のランナーが近づいてくると、また「ガンバレー」の声が近づいてくる…「ランナーの走る姿」と「ガンバレーの声援」とが一体化し、そのウネリが道路に沿って移動していったものだった。

人出が少ないだけじゃなく<声援禁止>で<拍手だけ>の今年はとっても寂しかった。「う~ん、今年は物足りないな」と残念に思いながら帰途についた。
< ■ 昨年の箱根駅伝 >

ランナーには夢の時間だろうな

箱根駅伝は距離が250㌔ある。一人のランナーは20数キロを走る。その沿道には、ほとんど隙間なく応援の人々が並んで「ガンバレーの声援」をかけている。ランナーにとっては何年間もの苦しいトレーニングを続けてきて、ここで得られる数十分間は紛れもない晴れ舞台だ。ランナーたちはズ~ットその声に取り巻かれながら走るわけだ。夢の時間だろう極楽の時間だろうと想う

<ガンバレーの声援>、<バタバタ旗振り>、<パチパチ拍手> そして<沿道に鈴なりの応援の人の群れ> これが正しい箱根駅伝の応援の姿だ。

今年は、<パラパラ人数>の<パチパチ拍手>だけだった。
返すがえすもコロナが憎い、中共が憎いと思った。

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