0308 「東京五美大卒展」へ行った

美術

2月26日に、国立新美術館の【五美大卒展】へ行った。
正式には「東京五美術大学連合卒業・修了制作展」と言うようだ。

4時間半

「ま~、【五美大卒展】は2時間半てとこだな。み終わったら上野の都美術館へ行って、京都芸大と東北芸術工科大学の卒展をみよう‥」って、行く前には思っていた。

しかし、「五美大卒展」を観終わるのに予想の倍近く4時間半以上かかった。そして上野に着いて分かったのだが「京都芸大」は卒展じゃなくて「選抜展」だった。それから「東北芸工大」は「卒展セレクション展」で、しかも<中止>だった。

アララ‥、私は、京都も東北も「卒展」だと思っていた。事前確認がゼンゼン間違いだった。
ま~そりゃそうだ、京都も東北も、わざわざ上野で「卒展」やるわきゃ無いか…。

「藝大卒展」動画は12編

「藝大」の卒展では、その写真をスライドショーに編集してYouTubeにアップした。
ボリュームたっぷりだったから、思いもよらず「12編」にもなってしまった。
(下記写真は、「№4工芸」がぬけてます)

「藝大」の卒展を1月に観た後で思った。
「2月末に、国立新美術館の【五美大卒展】を観に行けば全部見られるから、東京あたりの美大状況が把握できて【卒展フルセット】ってわけだ。」

そう思っていたのだが、違った。
洋画、日本画、版画などの絵画、および彫刻のみでそれ以外が無い。
‥アレレ?
だから受付に座ってる学生に尋ねてみた。
「デザインや工芸の卒展はどこでやってるの?」
「わかりませ~ん」

だから、絵画・彫刻に関しては、フルセットです

今回は5大学だからYouTubeには、5編=5回アップかなって思っていた。
だが、とんでもない。作品数が多いから「14編」にもなっちまった。

これまでの約一週間、毎日5~6時間を費やして動画編集した。
私しゃ、こういう作業が好きだからゼンゼン苦にならない。でも、奥さんから「遊んでないで家事手伝ってよ!」って言われるから、朝3時ごろ起きて8時頃までひそかに作業したのだった。

先日、その「五美大卒展」のスライドショーを編集し終えた。
そして、その14編を 3/3 ~ 21日のウイークデー「午前11時」に連日表示されるよう設定して予約投稿した。

(3/3) 多摩美術大学  (1)  【面白作品】 https://youtu.be/6ywCPPNixtg
(3/4) 多摩美術大学(2)【版画・絵画全作品】 https://youtu.be/we2eRtneJHY
(3/4) 多摩美術大学(3)【彫刻・絵画全作品】 https://youtu.be/OVjm8fQ_xC4
(3/7) 武蔵野美術大学(1)【面白作品】 https://youtu.be/EldIzHI5Smk
(3/8) 武蔵野美術大学(2)【全作品①】 https://youtu.be/r2z-8oZDIDI
(3/9) 武蔵野美術大学(3)【全作品②】 https://youtu.be/pJRraFfsulI
(3/10) 武蔵野美術大学(4)【全作品③】 https://youtu.be/kcupri5jIOs
(3/11) 野外彫刻展示 https://youtu.be/pHPNqxhonnY
(3/14) 女子美術大学(1)【立体アート】 https://youtu.be/EJP4Kv84pWo
(3/15) 女子美術大学(2)【日本画・版画】 https://youtu.be/VTzdeUxH14s
(3/16) 女子美術大学(3)【洋画】 https://youtu.be/pJkSNmc0H4g
(3/17) 東京造形大学(1/2)【彫刻】 https://youtu.be/VSjXWhTT8fQ
(3/18) 東京造形大学(2/2)【絵画】 https://youtu.be/aWeFwe-Y08M
(3/21) 日大芸術学部【全作品】 https://youtu.be/KvCvB2XDvB0

ひとこと感想

ネットで悪口書くのはいけないから、五美大について感想を一言だけ書いておく。
あくまで絵画・彫刻に関してだけど、
・ムサビは、気合が入ってた。
・多摩美は、ちょっとオシャレっぽい
・女子美は、みんな楽しそう。
・造形大は、半分工事現場
・日芸は、コジンマリ

まじめなコト言うと
「五美大」と「藝大」の絵画・彫刻を比べると
「土俵が違う」ってこと。

「五美大卒展」は、従来の絵画・彫刻の土俵で勝負してる。
でも「藝大」は卒展で観るかぎり、もう彼らは土俵をおりて別の世界を見てるようだった。
意識レベルが違うと言おうか…これ以上言うとイケナイから言わない。

でもサ、「正しいもの」なんかどこにも無い。
「いろいろある」それで良いかも‥ネ。

「京都芸大」の企画展

それにつけても、「京都芸大」の企画展は秀逸だった。
私がYouTubeにアップした動画の「説明」に書いた文面を以下に転記しときます。

■KUAANNUAL 2022 京都芸術大学主催ー学生選抜展

ちかごろの現代アートといえば軽薄で刺激的なものが多い。 そんな中、さすが「京都」?  見事な展示でした。 ところが会期はナント2/24〜26日の三日間ダケ! こんなステキな展示が、ミッカカン? ここに至るまでの労力は如何ばかりだったろう。 もったいない!。 涙が出ました。 だから、きちんとしたスライドショーにしました。

■KUAANNUAL 2022 は、 学生への公募により選抜され選ばれた学生と キュレーターと教職員チームとが毎月ミーティングを重ねながら つくりあげていく。 2018年より東京都美術館で開催し、今年度で5回目。 今回は、キュレーターの服部浩之氏が求める展覧会テーマに 彼の制作指導を受けながら新作を制作し、展覧会をつくりあげる。 87組106名の応募があり、15組18名の作家が選出。 壁・床・明・暗、ライティング すべてを生かして、工夫して とても練られて、完成度が高い作品ばかりでした。 まるで、ハイソなシティホテルでリラックスしてるような、 そんな落ち着いた雰囲気の会場でした。

■国立新美術館の「東京五大学卒展」を観た後に本展をみた。 失礼ながら、息苦しい「護美屋敷」から 「清潔なホテル」に移動したような感じでした。 私がこの一年間に観た中で、最もステキに感じた展示でした。 美しいものを見せてくれてありがとう‥。 そして、 もう一度アリガトウ。

おわり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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