安~いホテルを予約した
4/28の「銀ブラ」から戻ると、奥さんがさっそく宿泊ホテルの検討をはじめた。
今年のGWは4/29~5/7ぜんぶ連結すると9連休。その間ホテル価格はTOPシーズン。
でもそれが終われば、またお安くなる。
「GWも最終日の 5/07 なら安く泊まれるよ、ハイ…これでどうでしょっ。」
<「いちホテル」地下鉄八丁堀駅、歩いて1分>
<スタンダード・ツイン・朝食付き、二人分9,500円。>
これにはポイントや割引を2千円ほど効かせてあるが、朝食無料キャンペーン1,000円×2が含まれてる。ピークの半額、とっても安くて便利な宿を探し当ててくれた。さすが「家庭内JTB」奥さんだ。
今回の目的は3つ
㈠「皇居東御苑」散策
㈡ 「ミッドタウン八重洲」初見物
㈢「国展」で動画撮り
GW中はずっと好天だったけれど7日は急に崩れた。
午前中は小雨・午後は次第に荒れ模様の天気予報だった。
日曜日の朝9時のJRに乗った。
平日のJRは何時に乗ってもいつも混雑してるけどガラすきで驚いた。こんなにスイテルのは初めてだ。そうかJRは日曜朝なら座れるのかって思った。
雨が本降りになる前に…と、東京駅に着いてから最初に「皇居東御苑」へ向かった。
「皇居」ってなんぞや
ところで、「皇居東御苑へ行こうよ」って奥さんから言われたとき、
私は「…ン、どこ?」って感じだった。
これまで「皇居」といえば、皇居前広場から二重橋を眺めて「これが皇居だよな~」って納得していた。だから「東御苑って何…?」ってことだった。
それから、「皇居」と聞くと、いつも私は島倉千代子の「東京だよおっかさん」を思い出す。
<久しぶりに手を引いて … こゝが こゝが 二重橋~ 記念の写真をと~りましょうネ…>
う~ん、泣けるな~。
ご存知ない方はぜひともお聴きくださいませ。
私にとっての「皇居」は、これが総てなんだから、
「皇居とは、なんぞや…」って考えることなんか無かった。
でも、今回の「皇居東御苑」散策のおかげで「皇居」や「江戸城」を考えてみようって気になった。だからちょっと調べてみたわけサ…。
皇居は大別すると「吹上御苑」と「皇居東御苑」に分かれる。通常「吹上御苑」は非公開。「皇居東御苑」は月曜以外は公開されている。
「吹上御苑」
「吹上御苑」には天皇の住まいの「御所」および各種公的行事や政務の場の「宮殿」がある。名称の由来は同地が池沼に臨み、風が下より吹き上げる地勢によるという。江戸時代、吹上地域は各宗派16寺院があった。寺院の移転後には尾張、紀伊、水戸の御三家の屋敷があったが、明暦の大火で全て延焼。以後は庭園化が進められた。
「皇居東御苑」
「皇居東御苑」は現在、皇居附属庭園。
元は将軍別邸や世継ぎの御殿(二の丸御殿)が建てられ、小堀遠州の作といわれる庭園泉水などがあった。その後二の丸御殿は、焼失と再建を繰り返し、慶応3年(1867)に最後の御殿が焼失。昭和43年残された九代将軍家重の時代の絵図面をもとに回遊式庭園が復元された。
江戸城二の丸は本丸の東側に位置し、3代将軍家光の命で1630(寛永7)年に小堀遠州の手により遊行のための庭園を造成。家光と秀忠との茶会が催されています。2代将軍・徳川秀忠が死去した後の1636(寛永13)年には二の丸御殿が建てられ東側に庭園を配置しました。現存する庭園は往時の庭園を昭和43年に復元したものです。(https://tokyo-trip.org/spot/visiting/tk0251/)
写真UPしちゃ、ダメだって
皇居東御苑における写真・映像撮影(取材を含む)の取扱いについて
皇居東御苑は、天皇皇后両陛下のお住まいになっている皇居の一角(東側地区)にある皇居附属庭園です。東御苑の紹介を目的とした撮影に限り、遵守事項を条件として許可しております。
許可申請が必要な撮影
・収益をあげることを目的とした撮影(LIVE配信やそれに準じた撮影、YouTubeなど動画サイトへ投稿目的での撮影も含みます。)
<宮内庁>
だから指示にしたがって、私は(収益目的じゃ無いけれど)撮影断念し、必要な図版のみ他のネット記事から引用しました。
ただし「二の丸庭園」だけは、ちょっと撮してUPしちゃった、ごめんね。
大手門から入る
小雨がパラついてる程度。傘は邪魔だが散策には支障なかった。
入園にあたり手荷物検査(バックを開いての中味検査)があったけれど、ホントに形だけのものだった。
江戸城正門の「大手門」は立派だった。
昭和40年に復元。ここから大名や幕府の官僚が登城した。門の入り口で供の者は待機。原則として主人が一人で本丸に入った。
その先にある「本丸入口」は、さらに立派じゃ!(下左写真)
左右を巨大な石垣に囲われてる。参勤交代で来た大名が、この「本丸入口」の壮大さを見たら「こりゃ歯が立たん、謀反おこす気にならんわ」ってビビるわな。
石垣には、江戸城の中でも最大級の巨石が使われ、布積みという技法で積まれています。また、この中之門石垣には、本丸御殿への登城口として渡櫓門が配置されていました。
歩いた跡を、赤ラインで示しました
大手門→ 本丸入り口→ 休憩所・見晴台→ 本丸入り口へ戻って→ 二の丸庭園→ 潮見坂→ 富士見多聞→ 天守台
二の丸庭園
「二の丸庭園」は、とんでもなく感激した。
「二の丸庭園」は広くて、そして穏やかに拡がっていた。
二つの池には数種の睡蓮が浮かび、多くの名札付き花菖蒲が植えられていた。
なんと84種も植えられてるんだって!
まだ時期的に開花には早かったが、これらが咲き誇るさまを見たら
とんでもなく感激するだろうと思った。
5月下旬だという、行けたら良いな~
花芭蕉が大好きな私は、そう思った。
観客はチラホラとしか居なかったが8割は外人だった。こんなに素晴らしい庭園を観に行かないなんて、日本人は何してるんや、
ま~、私も知らんかったわけだから大口たたけんけど。
「二の丸庭園」は、おそらく日本一の回遊式庭園だ!
こんなにステキナ庭園、東京駅からスグそばで、しかも無料!
私しゃ、これから季節ごとに幾度も行きたいと思ったヨ。
「江戸城」って?
皇居めぐりのフィナーレは「天守台」。
https://tokyo-trip.org/spot/visiting/tk0247/ より引用
今の天守台は、再建された石垣だけだけど、とっても大きが感じられる。
この石垣の上には「天守閣」があったわけだ。
その模型が展示されていた(下写真左)。
昨年行った松本城もデカイと思ったけれど、その倍以上あったそうな。
上図の高さ数値は、天守台の石垣を含まない建物だけの高さ。
こりゃ、ぜひとも再建築してもらいたいぜ。
1)玄関・遠侍、2)大広間、3)松之廊下、4)白書院、5)竹之廊下、6)黒書院、7)御座之間、8)御休息、9)御小座敷、10)中之口御門(表諸職玄関)、11)台所、12)上御鈴廊下、13)下御鈴廊下、14)御小座敷(大奥)、15)対面所、16)御座之間(大奥)、17)新御殿、18)御新座敷・御客座敷、19)台所(大奥)、20)長局、21)広敷御門、22)二ノ丸御殿
私は、これまで「城」といえば「天守閣」をイメージした。
せいぜい「石垣」や「濠」に囲まれた範囲を想定していた。でもそういえば城下町には「濠」にも「内濠」と「外濠」とがあって、外濠あたりにはいわゆる城下町が広がっている。
だから、どこまで「城」と呼ぶべきかが分かりにくい。とりわけ江戸城の「外郭」は、とんでもない広さだから「城」のイメージとはかけ離れてる。そんなことからも一層わかりにくいのだろう。
現在の、天守台前の広大な広場には、かつて「大奥」や「本丸御殿」などの建物に埋め尽くされていたわけだ。広場を見ただけでもその広さは壮大だった。
とにかく知れば知るほど江戸城の凄さが見えてきた。
どうしてこんなに素晴らしい文化に目が向かなかったのだろう。
「江戸城の現在と過去」こういうことこそ、学校教育で扱うべきだろう。
そう思った。
午後は「ミッドタウン八重洲」
予想通り午後は大雨。とても外を歩く気分じゃなかった。
「皇居東御苑」の後は大手町の駅地下で、軽~くランチしてから「東京ミッドタウン八重洲」へ。
ここは三井不動産の、東京ミッドタウンブランド3施設目。「東京駅」と直結した地上45階の大規模複合ビルだから便利だ。
奥さんは20分行列して「かき氷」食べたけど800円。いずれのお店もお高くて、私しゃこういうお店は好きジャ無い。
その後はホテルにチェックインした。
夕食を食べに出るのも何だから、八丁堀駅の成城石井で適当に夕食買った。
ここには、コンビニよりちょっとおしゃれな惣菜もあったな。
ホテルは交通至便だけどチョットな~
ホテルは最上階の11階だった。
このホテルは、駅の出口が見えるほど駅近で立地が良い。交通至便でこりゃ良いやって思ったが、設備に関してはちょっと違和感があったぞ。
まずベッドの高さ、そしてシャワー室への段差、天井ライト、そしてテーブルと呼べない「棚」&イスとも呼べない「荷物置き」。
「なに考えとるねん」て思ったゾ。
❶ベットの高さが異様に高い。椅子に座るように腰を下ろせない。背伸びして這い上がらないと座れない。「何でこんなに高いんや?」
そしてベッド間隔が狭い上に角が見えないので「足先の小指を引っかけた」2度ひっかけた、これは痛かった!う~(左写真・黄色円)。
❷「浴室兼洗面室」がベット側の床より段差ありすぎ。だから通常のホテルのつもりで出ると、「オッと」って感じ。
❸3個ある埋め込み天井ライトがまぶしすぎ。ベッドに横になってると消さずにいられない。
「う~ん、この部屋ちょっとな~、問題あるな~。」
そう不平をもらしたら奥さんが言った。
「あんたね~、あんまり文句言わないのっ。たしかに設計者が慣れて無いかも知れないけど、これでも頑張ってるんだよ。」
このホテルで「あれ~?」って気になる箇所がいくつかあったことから、逆にこれまで泊まったホテルのことを思い返してみた。
そういえば、こんなふうにベッド高さや段差、ライティングなどを気にすることなんか無かった。「そうか、気にならないのは<よく出来ている>ってことなんだ。」と思った。
部屋の広さは十分。
それに朝食はデリバリー的に自分でパック詰めして部屋持ち帰りの初めての方式だった。ちょっと面倒だったけど、お味に関してはいずれもすごく美味しかった。
もう一度泊まるのか?って言われたら…? だけどサ。
つづく