5・6日め「富士五湖巡りバスの旅」
すご~くお得な「エリア共通フリークーポン」
この「エリア共通フリークーポン」は、
2日間有効1,700円で、「周遊バス」が乗り放題。
この「周遊バス」の名前は「ふじっ湖号」。
富士五湖あたりを回ってるこの周遊バスは、
忍野村・山中湖村および富士急行バス共同で運行されているそうな。
せっかくだから、今回はこのパスを有効活用して、
2日間かけて「富士五湖巡りバスの旅」を満喫しようと思った。
■5日目は、河口湖~西湖~風穴~ホテルと、ぐるり一周した。
■6日目には、ホテル~精進湖~本栖湖、そして帰路に、本栖湖~精進湖~西湖~河口湖へと。
富岳風穴
富士山麓には溶岩流が造り出した溶岩洞穴が無数にある。
もっとも有名な「富岳風穴」へ行ってみた。
延長201メートルだから大した規模じゃない。でも、暑い外界から一気に地中の冷気に包まれてすごく新鮮だった。
「富岳風穴」を見た後、「鳴沢氷穴」まで「青木ヶ原樹海」の中を20分ほど歩いた。
「もう一度考えてっ…」思い留まらせるためのおだやかな看板もあった。
やっぱり「樹海」は、なかなかのもんだったな。
「富岳風穴」が横穴なのに対して、近くにある「鳴沢氷穴」は縦穴。
登ったり降りたり、そして穴の高さが1メートルのところもあると言う。
だから入り口まで行ったのだが、鳴沢氷穴へは入ることは止めた。
「うどんの蔵ノ介」
5日目の昼食は「うどんの蔵ノ介」。https://tabelog.com/yamanashi/A1903/A190303/19000806/
なんと言っても面白いのは、ここはフツ~の民家だってこと。
内部は普通の家の間取りだから、ちょっと戸惑った。
でも、吉田うどん自体が元々は各家庭のうどんだったわけだから、その原点を覗けたわけだ。
2回めの「吉田うどん」だ。
今度は「冷やし つけ麺」にした。
「ん…?」
「このアバウトな盛り付けは…いったい」
私が自宅で、昼めしに適当に作ったように見える。
「そりゃそうだな、家庭のうどんだった…んだから」
すぐに納得した。
つけ汁の味はいたって素朴。
麺は太めだが、麺許皆伝ほど固くないから、私には食べやすかった。
吉田うどんは、店によって相当な違いが或るようだ。
「富士山世界遺産センター」は、しょぼかった
5日目観光の仕上げは「富士山世界遺産センター」。
ここには北館・南館の2棟ある。
北館は、以前からあるビジターセンターだから観光案内所的内容。
南館は、富士山が世界遺産に決まったことで増設された新施設で、中央にドーンと布製富士山が吊り下げられている。ダイナミックなのだが、ほとんどの展示が解説パネルでガッカリ。
2棟共にマトモな展示物がほとんど無くて面白くなかった。
「富士山はオラッチ県のもの」って感じで、山梨県と静岡県は張り合っている。
だから、まったく同名の「富士山世界遺産センター」という施設が静岡県にもある。
内容は静岡県にある同様の施設の方がマトモらしいゾ。
富士山リゾートホテル(河口湖)
5日目の宿は「富士山リゾートホテル」https://fujisanresort.com/
「リゾートホテル」なる優雅な名前とはうらはらに質素な外観。
部屋の配置図を見ると、なんと窓が無い部屋がたくさんある(下図)。
1Fホール正面の、広い階段中央に「鎧兜」が鎮座してた。
「アジア系外国人観光客向け、体育系の合宿のお宿」なんて書き込みもあり、
周辺ホテルと比べて激安。
でも、部屋の設備はマアマア(中の下)だった。
私たちは「60歳以上の方限定 朝夕2食付【シニアプラン】」を選んだ。
これは、夕食を焼肉屋へ行って食べるスタイルだった。
「焼肉鉄庵」https://www.tetsuan.com/
ここの「焼肉」はとっても良かった。
翌日の朝食もl家庭料理的で、ほどほどに楽しめた。
このホテルは、2度と使うことがないだろうけれど、
激安旅行と割りきれば、こうした宿も面白い。
最終日は、ぐるり「富士4湖」と「旅の駅」
ホテルの窓から、真正面に富士山が見えるはずだったのだが、残念ながら朝からみえなかった。
けっこう富士山は「見えないものだな。
6日目は、ホテル~精進湖~本栖湖~精進湖~西湖~河口湖へと、目いっぱいバスを活用した。
「4つの湖」を一気に巡る事で、味わいがそれぞれ異なることがよ〜く分かった。私は「西湖」のこじんまりした佇まいが一番好みだった。
「ぐるり周瑜バス」が河口湖駅に到着したのは13時。
そこからタクシーで、河口湖を見おろす場所にある「旅の駅」へ行きランチした。ここは2022年6月にオープンした「旅の駅kawaguchiko base」。
地元産の野菜や特産品が並ぶ市場「道の駅」に比べてレストランやカフェ、ショップがあるから、さらに観光客向け施設だった。
ここで買った「小メロン」を浅漬けにして食べたらめっぽううまかった。
https://www.olive-hitomawashi.com/column/2021/07/post-15375.html
その後は河口湖駅でのんびりした。
駅周辺は、リュック背負った登山姿やら短パンの観光客でごった返してる。
閑散としていた1年前の河口湖駅とは大ちがいだった。
17時半の高速バスに乗って帰宅した。
さて、今回は「別荘地がわりの避暑地さがし」だったわけだ。
山中湖畔は、標高1000メートルなれども日中はけっこう暑かった。でも朝晩はさすがに冷んやりした風につつまれる。湖じたいに味わいは少いものの、ときおり顔を見せる富士山の威容は、幾度見ても感動だ。
4泊した「ファミリーロッジ旅籠屋(山中湖店)」も、けっこう満足した。
フロントにいる住み込みの支配人が「満室ですよ」と言ってたので聞いて見た。
「冬場や寒い季節はすいてるのかな?」
「いえいえ、釣り目的の人は年中いるし、とくに冬場はワカサギ釣り、それから富士山の写真を撮る人なんかは、天気待ちするから皆さん一週間は泊まります。だからうちは年中満室です。」
「山中湖畔」は、とりあえず合格だな。
おしまい