0919 退職者たちの…日々

美術

「ポローニア展」へ行った

「ポローニア展」は大学の同窓生メンバーによる作品展。
「ポローニア」の意味は「桐」。大学の校章が「五三の桐葉型」だったから「ポローニア展」と名付けられた。会場は「埼玉県立近代美術館」の地階にある一般向けの貸会場。この美術館は1982年に黒川紀章が手がけた最初の美術館建築。なかなか遊び心がある(下写真)。

写真を撮りました

私はもう絵を描くことを止めて久しいから、出品のお誘いを受けたのだが丁寧に辞退した。不出品の代わりに、今回「展示のお手伝い」に参加したってわけだ。8回展ということもあり、皆さん手慣れてるから展示作業は至ってスムーズに進む。私はうろついてるだけだからほとんど出番が無い。だから作業する代わりに写真を撮った。それをスライドショーにしたのがコレ。

退職後… 皆さん何してるン?

今回の出品者10名は、ほとんどが70代退職してから5~10年が経つ。大学での所属専攻が「絵画」だったから絵画作品がメイン。だが陶芸人形の作品も出品されている。

帰宅後、出品者の純子さんからのメールに
「永瀬さんの人形目当てで来場する人が多いらしいです。奈良文化財研究所でやった展覧会の反響が大きいようです。」そんなことが書いてあった。
「ん…どういうことかな?」

ネットで調べたらとっても面白かった。
人形出品の永瀬さんは中学校の教員を退職後、独学で人形作りを始めたという。4年ほど前に偶然「見出されて」奈良文化財研究所で作品展開催。一気にブレイクしたってわけだ。
ネットには永瀬さんの記事いっぱい乗っていた。

「ソーか、じゃ~他のメンバーの記事もあるかな?」ググってみた。
ネットってのはスゴイもんだ。ほとんどの人の記事を見出すことができた。せっかくだからこの際、調べた結果を記事にしておこうと思います。

永瀬さん

■まいどなニュース
定年後に独学で作る趣味の人形→「これは趣味レベルじゃない!」 10万人が称賛
https://maidonanews.jp/article

■産経新聞WEB
長屋王に有間皇子…非業の死を遂げた古代の人物を人形で伝える 奈良で企画展 あhttps://www.sankei.com/article

■く~にゃん雑記帳
〈人形作家永瀬卓さん〉 平城宮いざない館夏期企画展「万葉挽歌(レクイエム)」開幕
https://blog.goo.ne.jp/kenken1948

■奈良TV放送(動画あり)
夏期企画展「万葉挽歌-人形からみる古の奈良-」2024-07
https://www.naratv.co.jp/tvnnews

佐伯さん

佐伯さんは、とんでもなくアグレッシブな人だった。
「百名山ぜんぶ、キリマンジャロにも登ったよ。ダイビングもやってるよ。」
「おいくつなんですか?」
「82歳」
「ゲッ…」
山登りの本を出版してると聞き、横浜市立図書館で検索したら、佐伯さんの本が2冊あった。


◎「山岳をこよなく歩く: 日本百名山日本アルプスキリマンジャロ」1993 光陽出版社 ISBN:4876620989
<目次>

村松さん

村松さんは、私が大学入学時に入った学生寮で、同じ部屋でしばらく暮らしたことがある方だった。
今回、帰り際に「あの方は誰なの?」佐伯さんに尋ねたら
「村松さんだよ」
「え~っ、全く分からなかったです~」
何十年かぶりだったので、誰なのか分からなかった。
「村松さん、申し訳ありませんでした。」って謝った次第でした。

■TaMaのアトリエ(三才区)
http://sansai-nagano.net
■アトリエ訪問
http://w1.avis.ne.jp/~n-yama

梅村さん

■ 梅村 勝 展 – ミコノス漫歩 – 
https://www.facebook.com/galleryazuma

梅村さんは小樽出身。
■「ギャラリー絵夢」の「北海道ロビー絵画展」にも出品されてます。
https://www.moliere.co.jp/galerie

宮山さん

『源氏物語』のうつろう美を版画に「読む」 モスクワで宮山広明展

「まだ生きてたの?」失礼ながら、そう言ってしまった。
「生きてるよ~。皆からそう言われるんだよ~。」

「生きてるのが不思議だ?」医者からも言われながら、
難病と闘いながら制作・発表に飛び廻ってる超人です。

■宮山広明(公式ホームページ)
https://hmyym0.wixsite.com/

■松戸の作家の個展「宮山広明 銅版画展」
https://prtimes.jp/main/html/

■大森博之×宮山広明 二人展 ー後期の始まりー」展
(2022 年11 月 会場風景動画 6分18秒)
https://youtu.be/T6qMuKKS5uc

日向さん

「ポローニア展」運営の中心になっているのが日向さんです。
まだ高校講師としても非常勤ながら現役です。

■−半磁器との語らい− 日向 純子 作陶展 Ⅳ
https://ameblo.jp/gallery-g

■子育て陶芸教室
2020-11 https://www.nobiru.or.jp/20201116/1977/
2020-08 https://www.nobiru.or.jp/20200824/1429/

黒原さん

黒原さんも非常勤で高校講師を続けてます。
近ごろの抽象作品はとっても評判が良いそうです。

三木さん

「長野県美術展会員」で制作継続中。
モダンバレーを教えてるそうです。

退職後… 皆さんそれぞれに生きてますネ

このブログを、私が始めた理由は「退職後の生活記録を残しておきたい」ってことだった。

私は、それまでとは違う生活をしようと考えた。だから、絵を描くこと・教えることは止めた。住む土地を変えて、第二の人生を送ろうとした。それがこのブログの記事内容なわけです。
「ポローニア展」に出品している方たちを見ると、それぞれが逞しくそして生き生きと暮らしてしていることが伺えました。何か力を貰った気がします。

開催中の「吉田克郎展」スライドショーにしました。

吉田克郎展 埼玉県立近代美術館

おわり

 

 

 

 

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