「湘南ゴールド」?
私が「湘南ゴールド」を初めて知ったのは2023年の春「湯河原温泉」へ遊びに行った時だった。
「湯河原」は、山と海に囲まれた自然豊かな環境が魅力。漱石や藤村が愛した歴史ある温泉町として知られる。温泉街の一角の小さな八百屋の店先に小さめのミカンがあった。
「湘南ゴールド…?」
聞きなれないミカンだったから一袋買ってみた。
「 …何やこれ。えらく旨いぞ!」
さわやか系だがしっかり甘い。まろやかで上品、薄皮もやわらかくそのまま食べやすかった。
でもその後、スーパーや八百屋で見かけることは無かった。
調べてみた
従来、小田原・湯河原では「黄金柑(ゴールデンオレンジ)」という、香りがよいが果実が小さく食べにくい柑橘が栽培されていた。それを神奈川県農業技術センターが約12年の歳月をかけて改良し、甘さ・香り・食べやすさを兼ね備えた品種として生み出したのが「湘南ゴールド」。2003年に品種登録し、2006年から市場出荷が始まったもの。出荷当初は非常に生産量が少なく、しばしば “幻のオレンジ” とも呼ばれた。
梅まつりで、湘南ゴールドを
それ以後どこにも見られなかった湘南ゴールドを、私が次に見たのはその1年後「曽我梅林の梅まつり」に行った時だった。
「おお~、湘南ゴールドだ」久しぶりに発見して喜んだ。
でもね、みかん類は重いから、その時は一袋だけ買った。
「残念だけど、次に来るときにはイッパイ買おうっ」
そう決めた。
今年の「小田原梅まつり」は2/7~3/1。
2年ぶりに行くことにしたのだが、2/7・8は寒くて雪が積もった。
その一週間後の2/15日は予想気温が17℃、天気快晴、絶好の行楽日和だった。
「よ~し行くぜ、梅まつりで湘南ゴールドだっ」
ミカンを運ぶための肩掛けの大きめの袋を持参して「梅まつり」会場へ向かったのだった。
紅梅・しだれ梅
「曽我梅林の梅まつり」に関しては、2年前の記事、<「小田原梅まつり」に感激>に詳しく書いた。私はその時に、数万本が咲き誇る梅林を初めて目にして驚いた。桜の花の種類にくらべ、梅の花の形と色の、あまりの多様性にすごく感激した。
◆ 梅の花の種類についてはこちらをご覧ください。
<梅花図鑑>https://www.umekenkyuukai.org/
◆ 今年の梅まつりは、こちらのYouTube動画でご確認ください。
<小田原梅まつり 【曽我梅林】2026.2.1の開花状況 (10分間)>
ところで、日本で最初のころの「花見」といえば「梅」だったそうな。奈良時代には梅が圧倒的人気だったのだが、平安時代以降は「はかなさ」や「もののあわれ」の感覚が桜と結びつき「花見=桜」の主役になったそうだ。
でも私は、2年前に行った梅まつり以後、スッカリ梅の花見のファンになった。









