「七夕祭り」…ン?
7月はじめ頃、パシフィコ横浜「展示ホール」イベント予定を覗いてみた。
「横浜七夕祭り2026」ってのが、4・5の土日にあった。
「何だコレ?」
調べてみると「展示ホールB」で催される「ビームツイスター」というイベントだった。
<「BEAM TWISTER(ビームツイスター)新感覚!没入型ビームショー」とは、光そのものを立体的な空間演出として体験する、最新のイマーシブ(没入型)ショーです。2026年の横浜七夕祭りの目玉コンテンツとして初公開 >
これは観客が座席から眺めるのではなくて、観客自身が光の空間の中に入りこむスタイル。
こうした巨大な空間を使って、レーザー光線や映像を駆使する演出は近ごろ流行っている。
この冬、山下ふ頭にて開かれたイマーシブ・ミュージアム「THE MOVEUM YOKOHAMA by TOYOTA GROUP」=世紀末ウィーン芸術を表現した「美の黄金時代」なんてのもあった。
「臨港パーク」を観に行ったら…
運営側の紹介が雑で、ちょっと分かり難かったのだが、
今回の「七夕祭り」は大別して2種類あった。
(A) 室内イベント「展示ホールB」ビームショー 大人入場料 2500円
(B) 屋外イベント「臨港パーク」 巨大な縁日 無料
(B) の内容は、< 七夕短冊飾り、フードエリア、ステージプログラム、子供向けワークショップ、・子供縁日などの企画が盛り沢山。> だった。
ということで、無料企画へ行ってみた。
「横浜七夕祭り」の由来
「横浜七夕祭り」は昨年から開始され、今年2回目。
開催されたきっかけは、「横浜には大規模な七夕祭りがないのはなぜだろう?」という素朴な疑問だった。
仙台や平塚の「七夕祭り」のような大規模イベント、夏の新しい風物詩を横浜にも作りたい。そう考えて、「横浜七夕祭り実行委員会」をつくり、横浜市の公園活用制度「はま・ゆめパーク」に七夕祭りの企画を応募した。
その結果、昨年2025年に山下公園で第1回「横浜七夕祭り」を開催し、2日間で約30万人が来場した。この成功を受けて、今年2026年は、会場を臨港パーク・パシフィコ横浜へ拡大したのだった。
すごく大規模な「縁日」…?
「臨港パーク」は、この地区最大の広さを誇る海沿いの公園(港湾緑地)。
弓状になった海岸線に沿って、緑豊かな芝生が広がっている。
今回は、この公園全体を使用しての催しだから、驚くほど大規模だった。
海岸沿いにはキッチンカーや飲食テントがズラリ立ち並び
広い芝生では子供向けワークショップや子供縁日など、盛り沢山の企画が行われていた。
近ごろは、お祭りの露店や屋台が並ぶイベントを「縁日」と呼ぶことが一般的なのだが、今回の企画は大規模だから、ふつうの縁日が5つ6つ寄せ集まった、いわばジャンボ縁日だ。
…で、私は「これで良いのだろうか…?」チョッと考えてしまった。
「七夕祭り」というものは「五節句」という季節の伝統行事で、短冊に願いを込める行事だったはず。中国伝来の「乞巧奠」(機織りや裁縫などの技術向上を祈る行事)が、奈良時代に日本へ伝わると、手芸だけでなく書道や学問、芸能などの上達を願う風習へと発展した。短冊に願い事を書くのは、この「物事の上達を願う」という意味が込められているため。
( 着物を織る女性は「棚機つ女(たなばたつめ)」と呼ばれ、これが「たなばた」という読み方の由来で、働き者だった織姫と牽牛(彦星)が、結婚後に仕事を怠けたことで天の川を隔てて離れ離れになり、年に一度だけ(7月7日の夜)会うことが許されたというお話。この伝説は、単なる恋愛物語としてだけでなく、「努力し、まじめに働くことの大切さ」を教える意味合いも持っている。 )
近ごろは、お祭りの露店や屋台が並ぶイベントことを「縁日」とだと思っている人もいるようだ。
( もともと「縁日」とは、神仏と縁のある日に神社やお寺で行われるお祭り(儀式) を指した )
伝統行事とは名ばかりで、なんでもかんでも「露店や屋台で食べ歩き」になっちゃってる。
悲しいけれど、もはや仕方ないのかな…?
動画にしてみました。
▶「横浜七夕祭り2026」
音量が、すこし大きいですがゴメンね。
動画のはじめ20秒ほどは、BEAM TWISTERからの映像を借用しています。
つづく
◀前の記事 次の記事▶・



