イテテッ… あれ~どうして?
尻が痛かった。
正しく言えば肛門がヒリヒリした。
同時に「胃」のあたりも、少~しだけど痛みがある。
う~む、どうしたんだろ?
そういえば思い当たることがあった。
「肉味噌」に味をしめた
先日、<万能すぎる 「 肉味噌 」 >ってものを作ってみた。
豚肉を包丁でミジンに叩き、赤味噌と混ぜただけの簡単調理だが、マアマアの味の「肉味噌」ができた。それに味をしめ、次は< ごはんにぴったり 「青唐辛子味噌 」> ってのを作ってみようと思った。
「青唐辛子味噌」を作った
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「青唐辛子」は、10センチぐらいの長細いピーマン?のようで時おりスーパーで見かける。数日前にデパ地下の野菜売り場に、20本350円ほどで売っていた。でも量が多すぎた。きのう近くの八百屋で10本90円だったので、つい買っちまった。それで、今朝「青唐辛子味噌」を作ったのだった。
とっても「辛(から)」かった
調理は簡単、青唐辛子を細かく刻んで赤味噌・みりん・砂糖をまぜるだけ。青唐辛子を刻んでるときすでに辛さが漂っていた。炒めて調味料と混ぜ合わせ軽く煮詰めたらすぐ出来上がった。
箸につまんで味見した。「ものスゴく辛い!」普通の七味などよりもっとピリピリした強烈な辛さだ。しばらく置いたら少しはまろやかになるかもと思い、数時間おきに少しずつ味見をした。3度ほど味見しただけだから「食べた」っていうよりナメた程度だった。
肛門ヒリヒリ
3時間後あたりから「胃」のあたりにすこし痛みを感じた。強い酒を飲んだあとに胃壁が刺激される時の胃の痛みに似ている。トイレに行ったら肛門がヒリヒリした。「あれ~何だ? おっかし~な」と思った。その状況が数時間続いた。
ひょっとして「青唐辛子」?
「唐辛子」のせいかもしれないと思い、<青唐辛子味噌・肛門>でググってみると、
やはりそう、唐辛子のせいだった。
・・辛いモノは刺激物なので、胃が悲鳴を上げているのです。
・辛いモノに含まれているカプサイシンが「悪さ」をしているのです。
・そして辛いものは分解されずにそのまま排出されます。
Q : 唐辛子系のすごく辛いものを食べた後、1時間くらいでおしっこをすると尿道が辛い成分でヒリヒリするような気がするんですが、これって異常なことでしょうか?
A : 辛いものを食べてすぐにトイレに行くと尿道や肛門ががヒリヒリするというのは、辛いモノを食べた人は多くの人が経験をしていると思います。異常なことではありません。(看護師)
そのメカニズム
● カプサイシンは「感覚を管理している神経」にくっ付きやすい性質がある。「感覚神経」は体が危険な状態に陥ったときに、激しい痛みを発して「警報」を鳴らす役目があります。
● カプサイシンは自分が通過するあらゆる場所で、感覚神経という警報装置を鳴らしているのです。
● ストレスによる胃痛も、辛いモノによる胃痛も、原因は同じ。
● 「少量のカプサイシン」は胃粘膜を保護する作用があるが、カプサイシンによる胃への攻撃が長期にわたると胃痛はさらに悪化する。
● カプサイシンは水に溶けにくいので、最終的には排便のときに肛門が痛みます。
それから、こんなことも分かった。
「味覚に辛味という物は無く」て実は辛いと感じていたのは「痛覚 」を刺激されて痛いと感じている。激辛のものを食べると胃も痛くなったるするのは胃が刺激されているから。
さらにまた、「痛いと感じる」のは、カラダのその部位ではなくて「脳」だということ。
それは「視覚」も同じで、「眼玉」が見てるんじゃなくて「脳で見てる」ってことだ。
でも、食べちゃった?
さて、痛さの原因が「青唐辛子味噌」だと分かった以上、捨てちまおうと一旦は思ったのだが「ちょっと待てよ」と思い直した。
飲み込むから唐辛子が胃や肛門を経て痛みを生じるわけだから飲み込まなきゃ良いわけだ。そこで「口の中だけで味わう」ことにした。
「ビリビリ・ジンジンと辛さが口腔内に響きわたる」しばらくその刺激を味わったあと、「ペッ」と吐き出した。これなら体内を通過しないから痛くない。こうして全部「辛さだけ味わい尽くした」のだった。
スープカレーで腹痛
以前、札幌に住んでいた頃にはときおり家族でスープカレーを食べに行った。「ピカンティ 北12条店」「カレー食堂 心 札幌本店」が近くにあった。「スープカレー」と命名してブームを牽引した白石の「マジックスパイス」にも行ったことがある。
しかし食後に息子が「お腹が痛い」と言ったことが数度あった。おかしなやつだなと思ったが、私も「マジックスパイス」で食べた後で胃が痛んだことがあった。スープカレーは、スパイスの香りや刺激、辛みのきいたスープの固まりだ。いま思うとその「辛さ」が腹痛の原因だったのだろう。
歳を重ねるとカラダが辛さ刺激に弱くなるそうだ。これからは辛いものにも気をつけようと思った。
おわり