彫刻と工芸は地下2・3階のホールでの展示。
学生定員は彫刻科:20名、工芸科:30名。
エリア的には一応分かれているのだが、彫刻なのか工芸かわかりづらい作品も多かった。
人物と壺が無かった
過日行った日展では、ほとんどの彫刻が「人物像」で、工芸は陶芸の「壺」って感じで辟易した。
芸大の彫刻は人物像がほとんど無い。日展に較べると対照的だ。
工芸にいたっては焼物やツボなんかひとつも見当たらない。
すごく気持ちが良かった。
とっても楽しかった
彫刻科は、塑造・テラコッタ、石彫、木彫、金属の4素材領域に7つの研究室。3年次から素材領域別に分かれるそうな。
「もはや彫刻は終わった分野だな」って諦めていたのだが、芸大の彫刻は、何よりも「素材」が生かされてスッキリした表現でスゴ~ク新鮮だかった。
「彫刻は終わってなかった」って思った。
工芸科は、彫金、鍛金、鋳金、漆芸、陶芸、染織の6分野。
工芸といえば伝統的な素材や技術にもとづいているものの、古びた感じは全くなく今日的な表現ですがすがしかった。
とても楽しく拝見しました。
ところで、今回の「卒展」は「2022」とされていた。
卒業年次から言えば2021年度卒業だ。
芸大の場合は開催時の年に合わせているようだ。
そのほうが現実的ですね。
とはいえ私の中では卒業年次が頭にあったから、スライドに2021年となっているものがあります。
それから、動画のタイトルナンバーにも間違いがある。
でも面倒なので修正しておりません、あしからず。
あすにつづく