2022 藝大修了作品展(1)大学美術館

美術

学部の「卒業作品」は都美術館での展示。
大学院の「修了作品」は、藝大構内での展示だった。
都美術館で2時間観たあと、
穏やかな日差しの中を、歩いて数分の藝大へと向かった。

藝大が、遊び放題ランドだった

藝大構内は、通常ならば美術館と陳列館・正木記念館しか入れない。
だから、テント張りの特設入り口受付で尋ねた。
「あのさ、構内を自由に動いていいの?」
「はい、今日は大丈夫です。一応指示掲示がありますが…」
よ~し、ということで
構内で3時間も楽しく遊んでしまった。

1、大学美術館
2、絵画棟
3、彫刻棟
4、総合工房棟
5、その他(グランド・中央棟・陳列館・正木記念館)
この順番で、観た。

丁寧な案内掲示が無いから、とってもわかりにくい。
「入り口は、う~ん…」って迷いながら歩いた。
迷路のようだったが、これもまた面白かった。

いや~良かった!

ぜんぜん期待していなかったのだが
「すごく良かった!」

最初は「大学美術館」

入り口にある黒い注意案内の「撮影禁止」が隠されている。
雑な作業で笑った。おかげで存分に撮影できました。

素材の吟味、調理方法、そして盛付け。
いずれの作品も、完成度が高くとても素敵でした。

詩や小説を読んでいるとき
脳裏にはイメージだけが浮かび上がって「文字」は消え去ている。

美術作品は、材料+技術で成り立っているが、
優れた作品ってのは、材料+技術が消え去っているものだ。
目の前に「作品」の存在だけがある。
ここでの作品の多くが、そうした成熟したレベルに到達している。

そして、
展示に特化した美術館だけあり、展示効果が抜群だった。
光と影とで見せる展示物が多い。
ライティングを活用するとこれだけ見栄えするものかって、
いまさらながら感心した。

2022 芸大修了作品展-1(大学美術館)

ところで、
「藝大美術館」へ行くのは2回目だったのだが、
地下展示室があるそうな。

分かりにくくて今回は見逃してしまったのだが、
次回は、わすれずに見てみよう。

あすにつづく

タイトルとURLをコピーしました