0418 コンドイ浜と水牛車(石垣・沖縄旅行❹)

石垣・那覇旅行

初日の午後

今日は4/18、旅行を終えてもう一ヶ月
この間、春の行楽に花見したり湯河原へ遊びに行ったりした。それからユーチューブアップの新シリーズを編集したり何かと落ち着かない。
この旅行のメインは竹富島だったから少し丁寧に記録しようと思ったわけだが…
5泊6日の旅行記が、まだ「初日の午後」。こんなペースじゃいつまでたっても終わらんゾ。

バス、発見

食堂が「休業中」だらけの中、「かにふ」食堂でやっとのことで昼食にありついた。
「や~良かったよかった、これから午後の観光だ!」
午後の目的は「水牛車観光」と「コンドイ浜」だから、「新田観光」まで戻った

水牛車に乗るには予約が必要。15:30発の最終便を予約した。
14時だったから、コンドイ浜まで歩いて往復…う~ん、時間・体力、共にちょっとキツイかな?
「新田観光」の待合でそんなこと考えてたら、目の前にビーチバスの案内掲示があった。

「ん~ 何だコレ?」
「ビーチバス」の時刻表だった!
「タカミネからビーチ方面」とある。
「おおっ!この「ビーチバス」に乗れば、コンドイ浜まで行って、しかも戻ってこれるじゃないか。」事前調べでは、竹富島のバスが見つからず諦めていたのだが、やっぱりあった循環バスだ。

「ビーチバス」は、島民の足としての役割も兼ねておりマイクロバス(定員10名くらい)で運行。竹富港のバス停以外から乗車する場合には予約が必要。バス停で時刻を確認後、出発時刻の15分前までに電話で予約する。

「バス停の<タカミネ>ってどこにあるの?」新田観光のおね~さんに訪ねた。
「この裏、ここからあるいてスグですよ。」
さっそく電話して14:20発のバスを予約した。

バス停「タカミネ」にて

歩いて1分、石垣に囲まれただだっ広い広場とその隅に「バスのりば」の小さな看板があった。
看板のレイアウトはグチャグチャだが運行に必要な事項はすべて記載してある。

あたりには、上向きの小さな房の塊をつけた芭蕉らしき木が幾本もある。
でも、紫色のラグビーボールのような奇妙なものが垂れ下がってる。こりゃ何だろう?
後で調べると、これはバナナの花で、その根本にある小さな房がバナナだった。
「バナナってこんなふうに出来るんだ」と初めて知った。

コンドイ浜で、ヒデキ感激!

「タカミネ」バス停で待っているとマイクロバスが来た。乗客はだれも乗ってない。
まるでタクシーの様だったが運賃は一人300円
星の砂で知られる「カイジ浜」を経て、10分コンドイ浜」に着いた
うっそうとした樹木の隙間からポッカリ覗いたトンネルが見えた。
白い砂浜とコバルトブルーの海 … とっても綺麗。
この光景には、スゴク感激した。

「コンドイ浜」は、遠浅が長く続くビーチ。
<満潮になると200mほど沖に「幻の浜」が現れる>
とのことだが、この時にはどこが幻の浜なのか不明だった。

海なのだが波がまったく無いから、皆さん裾をたくし上げ、浅瀬を歩いている。
ものすごく広い「
水溜り」のようだ。
こんな海はどこにも無い。
もう私は、シュノーケリングする齢じゃないから、全身で海に浸かることもない。
膝下までの浅瀬を歩いただけだけど、水温はぬるめで心地よい。
「南国の海の来たんだな~」って実感した。
「あ~、ここまで来てよかったな~」って思った。
わずか20分ほどしか居なかったのだが、すご~く幸せだった。

 

「水牛車?」そんなモン乗らんでも…

14:50発のタクシー・バスに乗り「新田観光」へ戻った。
水牛車観光」は、所要時間約30分・2,000円

時間の割には、けっこうお高い。
そんなのに乗らなくてもいいかなって、思っていた。
でもま~、げんのもんじゃけ乗ってみた。

水牛車でのんびり観光することが定番です。水牛の歩くスピードは、人の歩くスピードよりもゆっくりです。のんびりゆったりと水牛の歩みでまち並みを眺めることで普段の喧騒から離れた特別な時間を味わうことができます。 水牛車に揺られながらガイドの解説と三線の音色をお楽しみください。

水牛は、断面が三角形の大きなツノを持ったでかい牛。英語ではバッファロー。
八重山の水牛は、1933年台湾からの移住民によってもたらされた。石垣島を起点にして,島々に伝播し,それぞれの島で育成および繁殖された家畜。だから水牛は昔から居たわけじゃない
もともとは農作業用だったが、現在はほとんど観光用のようだ。

で、乗ってみて思った。
「時間が違う」
座席から見る水牛の姿は「尻だけ」。ゆっくりと、右に左に動く尻しか見えない。
すごく遅いし、幾度も止まって小便する。その度にガイドさん(運転手・案内人?)がバケツでそれを受けている。3度も小便した。

道幅の狭い集落の曲がり角を、長い牛車がぶつからないギリギリで曲がる
運転が苦手な私にとって、水牛のあまりの賢さ・運転の上手さにびっくりした。
ガイドさんが、途中で三線を持ち出し沖縄民謡を歌ってくれ、風情たっぷり。
「ケチらず、乗ってみて良かった!」

◆ 3分ほどの動画を作りました 

わずか30分弱だったが無限の時間に感じた。
不思議な感覚だったな。

降りてからガイドさんが記念写真を撮ってくれた。

ところで、今日ネットを見たところ「新田観光の水牛車」が4/1~14の間<休業>だった。その後も水・木が休業だ。

さらに水牛車を運行している、もう一つの会社「竹島観光センター」は、これまでの2500円3000円に値上げした。

いろいろあるもんだ。

ホテルに戻って夕食だ

ホテルピースアイランド竹富島は、22室の赤瓦のコテージタイプのホテル。
二部屋で一つのヴィラ。 天井は梁が見えて素敵でした。

 

三枚肉を砂糖・しょうゆ・泡盛でじっくり煮込んだラフテー(沖縄風豚の角煮)は、豚肉料理の王様だ。どこで食べても美味かった(左・写真)。
刺し身はマグロ、あかまち、セイイカ(中・写真)
あかまち」は水深200m以上の深場に住み、沖縄では3大高級魚のひとつ。関東では「ハマダイ」と呼ぶ。しっかりした身にうっとりした。
セイイカ」はソデイカやアカイカと呼ばれる、とても大きくなるイカ。コリコリして美味。
でも、マグロははっきりしない味だった。どうやら沖縄・八重山のマグロはもう一つって言われるがその通りだと思ったな。

期待の石垣牛が出たんだが、すき焼きだったので肉の旨味がもう一つ分かりにくかった(右・写真)。でも「石垣牛」のステーキはとんでもない値段だから文句は言えないや。

◆ 夕食動画


西桟橋の夕日

<西桟橋は夕日の絶景スポット>と言うので行ってみた。
当日の日没は18:55分。夕食を50分に食べ終えて、私一人で桟橋へ向かった。
歩いて7~8分だったろうか。
残念、夕日はもう落ちていた。十数人が波打ち際で彼方を眺めていた。

「あれ?桟橋が工事中だ。」
R4年10月~5年3/31穴埋めやひび割れの補修工事中。海中に突き出た桟橋は立入禁止だった。

薄青く広がった空に、黄色・オレンジ・赤色が合わさった夕方の空、
水平線に沿い、たなびきながら伸びていく薄い雲、
波ひとつ無い、鏡のような水面、
穏やかな夕暮れの海を見つめていつまでも佇んでいた。

2日めにつづく

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