約50年前、学生の頃に沖縄と石垣島へ行った時のことだった。
一緒に行ったケンちゃんと石垣で別れて私ひとり那覇へ戻った。まだ返還2年後で、今と違い普通の商店街に近かった国際通りをぶらついて、そして「南部戦跡巡り」の観光バスに乗り、兵士たちが壮絶な最後を遂げた洞窟を覗いた。それから、大広間の舞台でおばちゃんたちが踊る沖縄踊りを見ながら昼飯を食べた。で、同行者から「守礼の門ってつまらないぞ~」って聞いたから「首里城」も同じくつまらないだろうと思って行かなかった。
それが思い出の全てだった。
その「首里城」が炎上したのが2019/10月。
燃えちゃった「首里城」なんて見に行ったって仕方がないので。そう思っていたのだが…。
どっこい「首里城」は素晴らしかった。
城址が残ってるだけで、再建を始めたばかりだったけれど、
「鳥取城跡」や「松本城」、そして「皇居=江戸城」の城跡よりも凄かった。
さすが琉球王朝だ。50年前に見ときゃ良かったって思ったし、今後、再建されたら是非とも見てみたいと思った。
それぐらい感動した。
5日目の午前中は、石畳道を登って、玉陵を見てから「首里城」へ。
午後は、やちむん通りを経て国際通りの予定。
朝食後は、ホテルに荷物を預けて、バスで石畳道へ向かった。