0628 エアコン掃除を依頼した

その他

今のマンションに入居して丸5年を経た。
夏は冷房・冬は暖房と、一年の半分はエアコンを働かせている。戸建てと違いマンションは高気密。北海道で戸建で灯油の暖房だった道東にいた頃と比べるとエアコン生活はすごく省エネだ。毎月の電気代を見る度に「とっても安いな」って思うのです。
ところでエアコンにはイロイロな機能が付いてるが、ほとんど理解出来てない。入居時にエアコンの使用説明書いわゆる取説に目を通したものの、私には説明が難解すぎて以後ほとんど見ることもなかった。だから、リモコンボタンは「冷房」「暖房」「停止」そして「温度調節」のつのボタン以外、ほとんど触ることもなかった。

私家のエアコンは、Panasonicのお掃除機能付きエアコン。この5年間、風量も変わらないし気になる匂いも感じない。だからこれまで掃除らしきことはしなかった。でも今回はカビてるのを見つけたから、取りあえず自分で掃除してみた。

私は脚立の上の方に立つだけでも怖くなっちゃう高さ恐怖症。我慢しながら脚立に登って手が届く範囲で掃除してみた。けれども奥まで掃除するには分解が必要なことが分かった。ヘタに分解し始めたものの組み立て直せなかったら元も子もない。ケチな私だが、ここは目をつむり業者にやってもらうことにしたってわけなんだ。

カビ?

奥さんが言い出した。
「黒いモノがイッパイ着いてるからカビじゃ無いの? 一度クリーニング頼もうよ。」
「カビ? …どこに?」
ってことで脚立に登り覗いてみた。

なるほど、吹き出し口の奥や左右ルーバーに黒い点がイッパイ着いていた。
「それなら」ってことで割り箸に濡れティッシュを巻き付けてゴシゴシこすってみた。
左右ルーバーは手前にあるから大体取れた。でも奥の方の汚れはなかなか取りにくい。しかもさらに奥にある回転するファン付きの黒い筒、この細い溝に着いたホコリを取るのは無理っぽかった(下写真の右下)。

どこに頼めば良いのかな?

「よーし、じゃ~クリーニングを頼もうか。」
ネットで調べるとイッパイ業者があって値段もピンキリ。たくさんありすぎてどこに頼めばよいのか分からなかった。

エアコンクリーニング業者を選ぶ際には、信頼性と経験、技術と設備、保険と保証、価格とサービス内容に注意することが重要です。これらのポイントに留意することで、効果的で安全なエアコンクリーニングを受けることができます。

そこで、うちの「マンションのWEBページ」の優待サービスを調べてみた。ところがこれがおバカペーで、一向にエアコンクリーニングが見つからない。ページの最下部にある「サイトマップ」から「お手伝いお掃除宅配便」をやっと見つけた。

うっ、高い!

27,500円…なに? この値段は!」
一般的には掃除機能ありは2万ほどだから、他の業者と比べるとすごく高い。初回は5%引きだが2台頼むから5万円弱かかってしまう。「東京ガス」のハウスクリーニングより1万も高い

トラブルを調査した結果、最も多かったのが「周囲の家具などが汚れた」との回答。「スタッフの清潔感がなかった」「エアコンが壊れた」「追加料金が発生した」

最安は6千円なんてとこもあるけれど安いからといってトラブルあったら嫌だしなということで、「まあいいや、5年間ホッといたんだから多少高くても安心そうだから頼んでみよう」
マンションWEBに載ってる業者に電話した。

「キャンセルが出たんで、すぐに出来ます」
この時期はけっこう混み合ってるようだが、1週間を待たずに作業してもらうことになった。
作業時間を尋ねると3時間ぐらいです」
「えっ、そんなにかかるの?」
「はい、二人で行きます。」

謎の土汚れ

業者は夫婦二人だった。電話で応対してくれた奥さんは話し好きで快活、旦那さんは無口で黙々と働く人だった。
周囲の汚れ防止に養生シートを張りまくり。カバーを分解し、洗浄部分以外をシートでこまめに覆ってガムテープで固定、そこまでに30分。高圧洗浄してから、残ったカビやホコリ汚れを小道具を使って丁寧に拭き上げていく。結局、一台を仕上げるのに1時間10分かかった。

ベランダのホースを覗き、業者奥さんが「何か詰まってマスネ。ここが詰まると良くないんですよ~」紙が固まったような汚れがホースに詰まっていたらしい。(外部へほこりや汚れを排出するホースのお手入れをしていないとホースが詰まってほこりや汚れが排出されなくなってしまうことがあります)

最初に手掛けたリビングのエアコン内部からは、高圧洗浄によって黒く染まった水がけっこう出た。網戸掃除したときにも黒い汚れが相当出るからそれと同じスス(煤)のような汚れが貯まってたのだろう。
もう一台は私の部屋。
私の部屋から出た汚れ水を見せに来て、業者奥さんが言った。
「この部屋は汚れが少ないだろうを思ってたけど、すごく汚れてましたよ~」
そりゃそうだ、この部屋は私の仕事部屋だから就寝時も含めて毎日20時間は使ってる。だからリビング以上に汚れてもおかしくない。
「それに、茶色の汚れが出たんですよ、どこから来た汚れですかネ~」
通常の汚れは黒色で、茶色っぽい汚れは珍しいそうだ。
「…??」
でも、あとで思いついた。
「茶色汚れは、きっと菜園から持ち込んだ土ホコリだろう…」

私はときおりマンションにある農園で作業する。作業後は菜園脇で長靴を履き替えて、玄関先で衣服の汚れを払ってから入室している。でも作業に使った不識布や鳥よけ網を詰めたビニール袋なんかをすこし棚に置いている。だから土汚れは着替えた服や荷物類から出たのだろう。「黒土汚れ」はホントにしつこいものだ。今後いっそう注意しなくちゃいけないと思った。

作業は、2時間半

2台のクリーニングにかかった時間は2時間半だった。
業者奥さんに聞いてみた。
「普通の家庭は、どのくらいの間隔でクリーニングを依頼してるの? 2年毎って書いてる業者もあるけど…」
「そんなに頻繁にはしてないですよ、マ~5年ぐらいですかネ。」
「じゃ~今回は5年目だったけど、良いわけか。」
「ちょうど良かったですよ~」

「<掃除機能あり>なんだけど、これはフィルターだけ掃除してくれるんでしょ」
「はい、フィルターだけなんですよ。これを全く掃除しなくて良いって誤解してる人がいるんです。メーカーがはっきり言わないからいけないんですけどネ、自分でフィルター掃除が出来るなら、お掃除機能は要らないですよネ」

「カビが気になったから掃除をお願いしたんだけど、コーティングもしてくれたの?」
「はい、コーティングもしたから汚れが付きにくいですよ」
「あのね、カビを生やさないためにはどうすれば良いのかな~」
「この機種は<ナノイーX>発生機能があるからそれをONにしておくことと<カビみはり:有>にしておくと<内部クリーン>運転するようになるからそれを…」

冷房や除湿運転を行うとエアコン内部に結露が発生してカビが発生しやすくなる。そこで「内部クリーン運転」でエアコン内部を乾燥させる必要がある。送風→暖房→送風の順に運転し、運転時間は、約40~95分間。運転中は温風で内部を乾燥させるため、室内の温度や湿度が上がることがあります。

クリーン運転させると冷房後に「温風」が出るそうだ。これまでも時折り、勝手に「ゴー」って動き出していつまでもうるさくて「停止」させることがあった。きっとそれが<内部クリーン>運転なのだろう。でも機能は理解してもウルサイのはタマラナイから止めてしまう。だからカビが生えちゃうわけだ。 このあたりを何とか工夫しなくちゃイカンな。

「カビ防止の方法に、一旦「凍結」させて熱で「解凍」して「乾燥」させるメーカさんもあるんだけど、室温が30度ぐらいになって暑くてたまらん、ダメだっていう人もいましたよ。どんな方法でもまったくのカビ防止は出来ませんね~」と、業者奥さん。

「市販のクリーニング液をつかうと、逆にホコリが固まっちゃうことも多いんですよ~」
「10年間は部品があるから修理もできるけど、ま~15年程度が寿命でしょうね」

参考になる話をイロイロ聞かせてくれたけれど、今回の業者夫婦は、このマンションを専門に仕事してるそうだ。だからキッチンの換気扇や風呂掃除なんかのクリーニング全般を引き受けてるわけで、「明日は、お隣さんのキッチンとお風呂掃除を頼まれてます」と言っていた。

私は、キッチンのレンジフード(換気扇)はシロッコファンを取り外して掃除したり、ほとんどの室内クリーニングはしてるけど、エアコンの内部掃除までは手が出せない。今後は、せめて5年間ぐらい業者クリーニングを依頼しなくて良いように、カビを生やさないように頑張って気をつけたいと思う。

<参考>

【2023年9月最新】エアコン設計者おすすめのエアコン掃除業者7選&お得情報!
https://rakuna-log.com/aircon-cleaning-recommendation/

おわり

 

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