ポット苗を購入してから3ヶ月。アサガオは、どんどんツルを伸ばして多くの葉を付けながら成長した。ツル先が触手を伸ばすように巻きつく様子は面白く、毎朝咲く花は楽しみだった。
そんなアサガオがついに枯れだした。
「長いあいだ楽しませてくれてありがと~」と感謝した。
ところが、つい先日「私の育て方は、大間違い!」だったことに気づいた。
反省のために一連の生育状況を記録しておく。
購入から10日間
6/10に苗を購入してからの毎日は、ツルがすごく伸びた。10センチ伸びる日もあったな。下写真の右は6/20(10日め)。最初の花が咲く頃までは以前の記事に書いた。
7/6 見事な花が咲きはじめた
7月に入ると白く縁どられた大輪の花が次々と咲いた。
朝、咲いた花は午後になればしぼんでしまう。でも翌日の朝には別の花がまた咲き誇る。
「いや~綺麗だ!」予想以上の出来栄えに大満足。
8月 どんどん伸びた
大事に育てた。
しだいに丈が高くなり葉っぱが鬱蒼と茂ってきた。
鉢が小さいからベランダに置いたままでは強めの風で鉢ごと倒れてしまう。だからこまめに室内に避難させた。
花が咲かなかった
8月の間は花が全く咲かなかった。
あまりに暑すぎるからだろうと思っていた。
ただし、背丈はドンドン伸び、葉っぱばかりイッパイ育った。
8/29 吊るしてみました。
余ってる鳥よけネットを使って天井から吊るしてみた。
アサガオは、自分じゃうまくネット巻き付けない。だから奥さんが毎日ツルを絡めたりした。
8月下旬になって花が再び咲き始めた。
今度の花はやや小ぶり、しかも白の縁取りが無いから地味に感じる。
上部の花は、毎日賑やかに咲いた。でも根元の葉っぱが黄ばみだし疲れが見える。
9/2~4 老いぼれてきた
9月になり数日のあいだは、小さいけれども7~8個の花が咲いた。
「これもまたカワイイな」って思っていたが、根元の葉が急激にしわがれだした。
「もうこれじゃダメね。葉っぱを取りましょう。」
その結果、ほとんどツルだけの状態になった。
グチャグチャになってしまった。
何かヘンだ? 調べてみたら大間違いだった!
私は、支柱を3本立ててそれで育てれば「あんどん仕立て」だと思っていた。ところが「行灯仕立」ってのは、なかなか知識と技術が要る方法だった。
<あんどん仕立て>
本葉が5~8枚になったら摘心(先端の芽を摘み取る)を行い、わき芽を発生させます。複数発生したわき芽のうち、最も元気のよい芽を1本残し、ほかは取り除きます。1本のつるを下から見て左巻きに支柱に誘引していきます。やや水切れを起こして葉茎がしおれているときに誘引を行うと、つるを巻きやすく、折れる心配がありません。なお、摘心を行わず、1本のつるをそのまま伸ばして誘引していく方法もあります。
まったくの学習不足だった
摘芯:
朝顔はつるを伸ばして生長しますが、そのまま伸びていくと「頂芽優勢」といって、植物の頂点の芽の生長がわき芽の生長よりも優先されるため、花数もつるの数も増えなくなり、ボリュームの少ない朝顔になってしまいます。そのため、摘芯することでわき芽や花数を増やします。1.本葉が10枚ほどになったら、新芽をハサミか爪で切り取ります。2.その下から出てくるわき芽を3本ほど伸ばしましょう。芽かき:
8月ごろから子づるがたくさん発生しますが、大輪の花を咲かせる場合は、子づるを取り除きます。そうしないと大きな花が咲きません。
「アサガオなんて… 夏休みの小学生が育ててるんだから、簡単なもんじゃろ~。」
私は、たかをくくって調べることもしなかった。
テキト~に育てたものだからグチャグチャになってしまった。
まともに育てるためには生き物に敬意を払い、それなりの配慮をするべきだった。
「アサガオさん、ホントにごめんなさい。」
また来年、アサガオを育てるかどうか…
今のところ、わからない。
終わり