横須賀は、近くて遠かった
横須賀はすごく近い。だが、なぜかこれまで行く気がしなかった。
アホ進次郎の地盤17区でもあるし…関係無いか…。
でも、「横須賀美術館」は、建物が魅力的というから行ってみたい、かねがねそう思っていた。
11月初めまで、横須賀美術館の設計者「山本理顕展」開催中というので行くことにした。
だからこの度の横須賀行きは「横須賀美術館」と「山本理顕展」がメイン目的。そして、すぐ近くの「観音崎灯台」へ行き、ついでに横須賀市街へ行って軍港巡りと猿島観光しようと考えたわけだ。
スケジュール
初日は、まず「観音崎灯台」に行き、次に「横須賀美術館」に行った。その後に横須賀市街に向かい、京急線中央駅わきの「セントラルホテル」に泊まり、翌日に軍港巡りと猿島観光した。
もちろん楽勝で日帰り可能なのだが、朝食付き2人で一万円以下で泊まれたことから一泊したわけなんだ。
「観音崎灯台」へ向かった
「観音崎灯台」・「横須賀美術館」は、共にすごく行きにくい。
横浜駅から浦賀駅へは、快特に約30分乗り、堀ノ内で各停の「浦賀行き」に乗り換え7〜8分(計38分)。そして観音崎バス停へは、一時間に2本のバスで15分。車以外ではとにかく行きにくい所です。
「観音崎公園」って
県立観音崎公園は観音崎のほぼ全域に広がる広大な公園。面積は 約70ヘクタールもある。東京ドームの面積が 4.7ヘクタールなので15個分、ものすごく広い。
で、観音埼灯台と横須賀美術館は、ともに観音崎公園にあるのだが、約1Km離れてる。
路線バスは下図の青線で、そこが終点。通常の観光客はバス停から海岸沿いに時計回りに600mで灯台まで行く(緑線)。でもそれは最後の上り階段がすごくキツイ。だから私は700mと若干距離はあるけれど右手の緩やかな坂(下図赤線)をのぼって灯台へ向かった。
バス停から7分ほど歩くと第一砲台跡についた。
観音崎には明治時代に築かれた砲台跡が3か所点在している。第一砲台は2基の砲座が扇形に配置され、中央に高い横壁が築かれている。これは日本最初の近代的砲台だそうな。後日、図面などの解説を見たがなかなかのもんじゃった。
観音崎の地層は、逗子層と池子層の二つの主要な層で構成されている。「灯台裏の切通し」では、これらの地層の交差や変化を直接見ることができた。私は地質が好きだから、こんなに綺麗に褶曲した地層の断面が見られて嬉しかった。
観音崎灯台のこと
切通しを抜けると灯台が見えた。
「オオっつ!」 美しい灯台の姿が仰ぎ見られた。
それまで全く見えなかった灯台が突然見え、驚くと同時に感激した。
観音埼灯台は、我が国で建てられた最初の洋式灯台。木下惠介監督による映画『喜びも悲しみも幾歳月(s32年)』は、各地の灯台を転々とする灯台守夫婦の人生が描かれたもの。新婚早々の勤務先だったのが観音埼灯台だった。「お~いら岬の灯台守~り~は」は、その映画の主題歌でもある。
上まで登った
現役の灯台で、観光客が上まで登れる灯台は 全国に16しかない。
灯台下部には展示室(撮影不可)
こりゃスゴイ
螺旋の急階段をがんばって昇ると、視界一面に海が広がっていた。
わずか数メートル登っただけなのに視野が全く違ってた。水平線がわずかに丸く見える。
海の大動脈
観音崎岬前の水路は、「東京湾の浦賀水道」と呼ばれる。
ここは東京湾に出入りする大型船舶の主要航路で日本有数の重要な海上交通路。小さな釣り船から巨大なタンカーまで、とんでもなく多くの大小さまざまな船が行き来していた。
水道の幅は最狭部で約6km。横浜・川崎から、向こう側の房総半島までよ~く見えた。
受付にいるおばちゃんが嬉しそうに言った、
「あんた、今日はすごく良く見える日だよ。こんな日はめったに無いんだよ~」
灯台に着いたのは開館時間の9時少し過ぎ、2番目の客だった。
灯台の上部、外に出て周囲を見渡せるデッキで海面を眺めていると次々に観客がのぼってきた。
「ほらね、早く来た意味があったでしょ。のんびり来たら階段が狭いから上り下りできなくなっちゃうんだよ。」
いつまで見ていても飽きない光景だった。
「観音崎」の由来
帰りは、海岸沿いの遊歩道をのんびり歩いた。
観音崎の名前の由来の「観音堂跡地」や竜が住んだと言われた海食崖の洞窟前を通った。
観音崎一帯は、砂岩・泥岩・礫岩の層が交互に重なった地形。それらが波に浸食された荒々しい岩礁を観察できた。小さなポッド型潮だまり(タイドプール)もいっぱいあった。
バーベキューしてた
バス停の近くに来ると、アチコチで家族バーベキューしてる。
ここ一帯は公認の無料バーベキューエリア。時刻はまだ午前10時前だった。
さて、これから本命の「横須賀美術館」へ向かいます。
つづく
( いけない、細かく書きすぎてしまった… )
今、高市さんが勝ったところです。
一時はカンペ進次郎に追い上げられてハラハラした。高市さんがC国やK国、そしてトランプ相手に奮闘してくれることを期待しています。いや~良かった。