スゴかった
「 明治生命館」は、これまで近くを通る機会が幾度もあった。
これほど巨大な「コリント式列柱(西側に10本、南側に6本)」が並んでるビルなど他に無いから、スゴク印象に残っていた。
でも、内部を一般公開してるとは思えず、建物の中に入ったことが無かった。
今回、初めて内部を見学し、圧倒的な重厚感と品格に驚愕した。
「明治生命館」の概要
| 竣工 | 1934年(昭和9年) |
| 構造 | 鉄骨鉄筋コンクリート造 |
| 階数 | 地上8階・地下2階 |
| 設計 | 岡田信一郎 |
| 指定 | 重要文化財(1997年指定) |
昭和初期にはモダニズム建築が流行し始めていたのだが、
明治生命館は、あえて古典主義様式を徹底したビルを作った。
「最新技術でつくられた、古典主義の完成形」と評される。
「オフィスビル」でありながら国家的建築物のような威厳がある。
それは、生命保険会社に求められた信用と安定感を象徴する外観が必要だったから、という。
「明治生命館」は8階建てなのだが、すぐ背後に地上30階の「明治安田生命ビル(2004年竣工)」があるから大きさが感じられない。しかし当時としてはかなり高い建物だった。
このビルは、東京大空襲や戦後のGHQ接収などの激動の時代をくぐり抜け、昭和の建造物として初めて国の重要文化財に指定された。今も現役のオフィスとして活用されながら、1・2階が「重要文化財 明治生命館」として一般公開されている。
今は、「歴史的建築」と「現代的なオフィスビル」の両者を一体化して「丸の内 MY PLAZA(マイプラザ)」として現役で機能している。。
岡田信一郎の不思議?
設計者の岡田信一郎は、大正・昭和初期を代表する建築家として知られるのだが彼は病弱だった。
そのため海外渡航経験が皆無だった。
ところが、下記のように海外での実体験無しにギリシャ・ローマの古典建築を活用している。私はその不思議さに驚いた。
病弱なため外遊をする機会はなかったが、海外の建築雑誌等を通して近代建築の動向を把握し、優れた建築評論を執筆している。
設計作品には鉄筋コンクリートで和風意匠を表現した歌舞伎座、日本における西欧様式建築の最高傑作と評される明治生命館、イギリス風邸宅建築の鳩山一郎邸などがある。
和洋を問わず、歴史的な建築様式を自在に用いた建築家である。
よくもこんなに「柱」を並べたものだ…
「国会議事堂」はドリス式で、「 大原美術館」はイオニア式。
それに対して「明治生命館」はコリント式。いちばん手の込んだ柱頭装飾だ。
この列柱を、西側に10本・南側に6本 並べるなんて、なぜ出来たのか?
内部も、そりゃ~スゴかった
館内を見学したのだが驚きの連続だった。
構造は鉄骨・鉄筋コンクリートなのに、室内の床や壁は見た目が大理石。
吹き抜けの営業室や大理石の階段、重厚な扉。
内装に寄木フロアや木製パネルを多用し
まるでヨーロッパの宮殿内部のようだった。
こんなにもトンデモ無いオフィスビル、他に無い‼
スゴかったです
まとめ
その一方で、当時の最新設備である空調や電気時計、エアシューターを備えてるという。
う~ん、岡田信一郎はすごい人だった。
でも彼は、生まれながらの持病「気管支拡張症」により竣工を見ずに48歳で没したから、本館は彼の遺作となった。もっと長生きさせたかったなナ~。
もっともっと感想を伝えたいけど、このへんでやめておく。
とにかく「明治生命館」は、日本最高のビジネスビルに間違いない!!
▶わが心の近代建築Vol.114明治生命館 https://note.com/780210/n/n1b56fe4ce7a7
< この内容を見れば、明治生命館・設計者に関して、良く理解できます >
▶鳩山邸(鳩山会館)https://www.hatoyamakaikan.com/?utm_source=chatgpt.com
< 鳩山一郎の友人だった 岡田信一郎は、イギリス邸宅風の個人宅も手掛けてる。私は行ったことがある >
▶建造物を魅る「明治生命館」https://www.youtube.com/
< 外観を観るならこの動画を…, ただしBGMがうるさい >
▶丸の内 FOOD HALL https://www.meijiyasuda-v.jp/lp/restaurantguide/
< ここでランチを食べました >
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