「バカの壁」
2003年の新語・流行語大賞を受賞した養老孟司氏の著書「バカの壁」は400万部を超える空前の大ヒットだった。この本が売れた一番の理由は、タイトルの「バカ」という語の妙にあったのだろう。でも私が当時この本読んだとき、書かれてる内容の何が「バカ」なのか良く分からなかった。その内容を理解できなかったのは … きっと私が「理解力が無いバカ」だったからだろうけど。
ところで、私にとって「~の壁」といった場合には、「どうしても理解できないこと」とか、「分かってたつもりだけど全然ちがっていた」とか、簡単にクリアできるとおもったが「あれ~、予想と違うぞ!」ってことなどをいう。
自分の無能力さを自覚した
私はいま67歳にもなったけど、相変わらずいろんな「壁」の存在を自覚して呆然となることが多々ある。 多くの場合が家庭生活なのだが、勘違いしてたり理解してなかったことにあらためて気づかされたりする。これまでは外で仕事してたから、その分野に関しては人並みの理解力があるとは思う。だがそれ以外の 家庭生活や 、いわば一般常識ってもんが私にはそうとう欠如しているようなのだ。
退職して一年をへて、 「じつは私は、一般的な社会生活に関しては無能力者ダった!」ってことを… はっきりと自覚した。 そぅいうことだから、これからの日常生活において新たなことに取り組もうとすると、あたり一面「壁だらけ」といった状況になるわけだ。
我が家はこれまで、家計をはじめ金銭関係のほとんどを奥さんに任せてきた。なんせうちの奥さんはそんじょの銀行員も一目置く家庭内フィナンシャル プランナーだから、私の出る幕なんか全くなかったのです。でも、60代の内に金融 にも慣れとかないともう間に合わないから … ってことで退職金のたらい回しも体験したし、 年金受給の理解や税金の支払などをはじめとした金融トレーニングを始めていたのです。
しかぁ~し、私が「株でもやってみるかな~ 」なんて言い出したもんだから大変なことがはじまっちまったわけだ。
「株の壁」
退職して仕事も無くなったしコロナ自粛でうかつに遊びにも行けない。
「ヒマだから、ここは一丁…株でもやってみるかッ!」
GWのすこし前に思いつき、ユーリンドで「株の本」の入門書を2冊買った。でも用語に不慣れだから読むに読めない。ウーン…しばらくの間は意味不明だった.。
このあたりのことは五月上旬のブログに書いた。
0509 ヒマだから「株」でもやるか
0512 「株式投資」にチャレンジだ!
その間、株式投資に関して書籍以外に試みたのは「トレダビ」だった 。

一週間で十万円ブラスだった。 だから株式投資なんてチョロいもんだなって思った。
しかし、実際に踏み込んでみると現実は厳しかった …
つづく