1112 城ヶ島の秋 (下)

プチ旅行

平日だけあって、城ヶ島には観光客がほとんどいなかった。
中高年の夫婦や団体ばかりで、ハイキングコースでもほとんど誰ともすれ違わなかった。

さて、城ヶ島大橋をバスで渡り「三崎港」に着いたとたん、観光客がいっきに増加した。しかも皆さんお若い。平日なのにヘラヘラ遊びに来て良いもんかと疑問にも思ったが、これも「まぐろきっぷ」のおかげなのだろう。
「まぐろきっぷ」のパンフレットは内容に関してとても良くできている。ただし文句を言えば文字が小さ いから老眼には見づらい 。特に、火水木 が 休業日の店が多いため平日に行ったものだから「あ、ここもお休みか!」ってことが結構あった。ぜひ改善してほしい。

三崎港側には、まぐろ食堂がいっぱいあり行列している店もある。平日でこれなのだから。土日はお客さん一杯でさぞタイヘンだろう。

三崎港側では、個人営業の「まぐろ食堂」が数十件と、土産物の産直センター「うらりマルシェ」ぐらいしか遊ぶところが無い。

「うらりマルシェ」1階はマグロを中心とした産直センター「さかな館」。2階に「やさい館」がある。
「あれ?…冷凍ばっかりだ」
ドライアイスを入れて包んでくれるとはいえ、カチコチの冷凍パックのマグロをお土産に買う気になれない。パックの干物も同様にウキウキした買い物心を満たすまでにはいたらない。気軽に味見できる雰囲気も無いし、干物を焼いたり一口ふた口食べ較べるようなシステムも無いから、一渡り見渡しておしまい
マルシェには、「おみやげ券」で引き換えられるものが30品目ほどあるのだが、どれもイマイチ気に入らない。「ここには欲しいものがなんも無いな!」

三崎港は古くから沖合・遠洋漁業の拠点として発展した。マグロだけで1日に400~1000本も水揚げされる。実は三崎は冷凍マグロの水揚げ港なのだから、おいしいマグロが水揚げされているわけでは無い。 この日の昼食に私が食べたのは「漬けまぐろ」だった。だからマグロの旨味がどういうものかは解明できなかった。 ホントに美味いマグロを食べるには銀座あたりへ行かなくちゃならないな。

向かいにあるまぐろ漬けの元祖羽床総本店 三崎港店 に寄った。ひとくち試食して「美味いね」。この店は輝いて感じられた。おみやげ券で「限定商品から4切れ選べる」魚漬けを選んだ。 海鮮丼としてゴチャマゼに飯の上に載せられたら味なんか分からない。冷凍ものであっても「魚漬け」になれば別の代物だ。冷凍マグロの素材を活かす点では「羽床総本店」のあり方が一番だろう。

きっぷの「おみやげ券」を使えば、油壷マリンパーク・水中観光船・レンタサイクル・入浴などから一つ利用できるのだが、私はそれらにはまったく興味ない。少し早いが三浦海岸駅までのバスに乗って帰宅した。

平日でもこんなに多くの観光客を集客できるとは。
三崎港は「まぐろきっぷ」発売以前にはこれほど観光地にはなっていなかった。 ウマイマグロを食べられる「かも知れない」と思わせてしまう。そういう意味で「みさきまぐろきっぷ」は、つくづく経営的に素晴らしい企画だと思った。

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