「退職金優遇定期預金」は、退職金を受け取ってから一年以内に預けると金利が優遇される。そうした預金商品をもつ代表的な銀行ランキングトップは 山口県の「西京銀行」(金利はなんと年3%) 。 近場では、三井住友信託銀行(金利年1.05%)、神奈川銀行(金利は年1%)
私が、三井住…に預けておいた「②ころがし目」が 3ケ月をへて満期を迎えた。そのまま預けておくと、通常の定期預金の年0.01%になってしまう。だから、「③ころがし目」には、近くの神奈銀 の退職金優遇定期に預けることにした。そこで新規に通帳を作りに行った。
口座開設の書類記入を終えた。
<通帳が出来上がるまで20分ほどかかりますが… >
そう言われたので近くを散歩し、30分後に戻った。
<もう少しかかりますのでこちらでお待ち頂けますか>
一番奥のボックス席に案内され、お茶が出された。
通帳ひとつ作るのにそんなに手間がかかるはずナイだろ…
どうせ…何かのお誘いだろ?そう思ってたら案の定、
<支店長の〇〇でございます。お待ち頂く間に、すこしお話を… >
ホラ、来たぞ。甘いお誘いだろ!
<3ケ月の優遇定期の、その後はお考えですか?>
「債権セットは手数料でアシがでるから興味ないよ」って言ったところ
<仕組債というものをご存知ですか?>
怪しげな金融商品を持ち出してきた。
「それは初耳。どんなものなの?」
そんなの全くやる気はないのだが、私はヒマだし、ここはいっちょ勉強ダと思い、乗り気を示した。 { 支店長の20分ほどの説明 略 }
「3ケ月の間に考えときますね」そう言ってお土産をもらって帰ってきた。
戻ったところに奥さんが言った。
< 三井住… から電話ありました。3年ものの優遇プランが新設されたからどうですかって>
三井住… は ②ころがし目に預けたところ。3ケ月満期後の預金確保に新提案をしてきた。
どこの金融機関も頑張ってるナ。
さてさて、「仕組債」とはなんぼのもんじゃい!と、ネットで調べてみたところ
『日経ビジネス』に以下の記事があった。
「割に合わない「仕組債」のカラクリを知る」
https://business.nikkei.com/atcl/opinion/16/022200057/051600003/
その記事の小見出しは以下のよう。
・「高利回り」のバナーに要注意
・「おいしい商品」に思えるのですがAさんは大損害を被ります
・株価が急落し、儲け分が吹き飛ぶ
・仕組債の裏で金融機関が儲かる仕組み
・「仕組債は割に合わない」と心得る
いろんな黒い商品があるもんだ、くわばらくわばらだな。