0227 松岡正剛の千夜千冊

読書

捨てて残す本の電子化

14年まえに札幌へ異動するのを機に、ほとんどの手持ち書籍を処分した。

所有している本類は段ボールにつめたら20箱以上あった。異動後のMSは狭いから極度に断捨離する必要がある。そこで平凡社百科事典や世界素描大系などの大型本はもちろん、文学全集類などはしばって集積場へ捨てた。

図書館に行けば見られる本は思い切って捨て、未練がのこる本はスキャンして電子化した。2005年発売のスキャンスナップfi-5110を買い、一冊まるごとPDFにした。印刷室の裁断機で背表紙をザックリ落としてスキャンスナップにかければ数分で出来上がる。「自炊」って呼ぶ言葉がうまれた頃だった。

本というもんは、パラパラと斜め読みしても読んだ気になる。いつかシッカリよみましょうって棚に並べておいて本棚にずらりと並んでることで満足することも多い。だから「自炊」によって次第に棚の本が無くなっていくのはすごく寂しかった。でも、百冊二百冊とPDF化していくとだんだん身軽さを感じるようになった。おかげで引っ越し作業はずいぶん楽だった。

2015年発売のSV600を使うと裁断なしにスキャンできるようになった。これを使って職場の図書館の書籍も、個人用にPDFにした。その結果、HDDにPDF図書館ができた。先日、数えたところ千冊を超えていた

■セイゴウ氏は凄い

千冊という数字から、松岡正剛の千夜千冊」を思い起こした。

セイゴウ氏は、天才的な解釈者だ」と言うのは、元外務省主任分析官の佐藤優氏。他者のテキストを解釈することによって、結果として自らの思想を提示する。松岡正剛の千夜千冊のブログを見ると、確かにその通りだと思う。簡単な読後感ではない。これでもかって言うほど解釈が込められている。2000年にスタートした千夜千冊。最近の記事は2/21:1733夜。とっくに千冊を超えている。彼のブログを読んでいるといつの間にか夜があけてしまう。

近ごろは読んだ内容を直ぐに忘れる。赤のラインや黄色のマーカーで書き込みを入れられるPDFは、一度読んだポイントを確認できるから都合がよい。いま自宅の私の部屋には自分の本が一冊も無い。しかし私のPDF図書館には「そのうちに読みましょう…か」って本がまだまだ一杯ある。週に1冊は目をとおそうと思っているのだが…。

セイゴウ氏の凄さがよくわかる。

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