忘れた帽子を、引き取りに
2日前のこと。帰りのバスに乗ってから気づいた。
「あ、カフェに帽子を忘れてきた…」
床置きの荷物カゴに、帽子を先に入れ、そしてリュックを入れた。だから帰りにリュックだけ取って帽子をとり忘れてしまったのだった。
「なにやってんのよ~」
奥さんにあきれられた。
宿に戻ってから、カフェ電話した。「明日かあさって取りに行きますんで…」
ということで、富士吉田へ行く際に途中下車して忘れた帽子を引き取りに行った。
私の帽子は、引継ぎメモが書かれ袋に入って保管されていた(下写真)。ちゃんとした店だと思った。
次のバスまで40分ほどあったので、すぐ脇の「鐘山の滝」を見学した。ソファやベンチが整備されていたけれど大した滝じゃなかった。
その1週間後、息子たちとコーナンへ買い物に行き、かき氷をたべた。
帰りの車の中で奥さんが気づいた。
「あ、帽子わすれちゃった!」
あとで息子に取りに行ってもらった。
「人のこと言ってられないわ…私もダメね」
この歳になると注意力が欠如する。
外出時には、常に忘れ物に注意しなくちゃイカンな。
本日の散策マップ
5日目の散策メニューは、以下のようにすごくイッパイあった。
だから最初に「ふじさん駅」前の、観光案内所のおね~さんから詳しくルート説明してもらってから歩き始めた。
①まず、「桜井うどん」の開店時間に行く。
②ホットスポットで話題の「モンブラン」の行列見学。
③月江寺駅と月江寺を見てから「カフェ月光」へ。
④一番のビューポイントの「2丁目交差点」
⑤最後に、100円バスの「タウンスニーカー」に乗ってぐるり市内市内をバス観光
桜井うどん
ここは吉田うどんの原型を築いたと言われるお店。
コシのある麺に醤油と味噌をベースにした出汁。メニューは「冷たいの(つけ)」か「あったかいの(かけ)」の2種類のみ。トッピングもシンプルで、シャキシャキのキャベツと油揚げのみ。
店内には有名人のサインが並んでた。
とっても素朴な店構え。麺がとにかく固かった。ここにもC国人の家族が来ていた(下写真)・
市役所
いつも旅行の際にはその地元の「庁舎」を見学する。
富士吉田「市役所庁舎」はとっても地味だった。FUJIYOSHIDAの文字と富士山のイラストが壁一面に描いてあった。
ここは数日後に行われる「富士登山競争」のスタート地点。
ここから山頂まで、3時間ほどでのぼりきってしまう人がいるとはホントに驚きだ。
モンブラン
ドラマ「ホットスポット」のロケ地として有名なのは、吉田市にある喫茶店「もんぶらん」と精進湖周辺。特に「もんぶらん」は、ファンが多く訪れる人気スポットとなっている。
暑い陽ざしの下を20人ほどが行列していた。
ドラマに使われたのは「外観」だけだから、店内に入ってなにか食べても意味ないじゃないかって思うのだが…。
とはいえ、わざわざそんな行列を見物しに行く私らも、何やってるの?ってことだけどサ。
月江寺駅
ついでに富士急行線の「月江寺駅」まで歩いてみた。
「あれ~、なんだこのポップな色使いや装飾?」
「月江寺」という駅名からは仏教的な落ち着いた雰囲気が感じられる。そこに突然カジュアルで現代風のデザインだったからその「意外性」に驚いた。
駅舎が古びたものからリニューアルされた際に、観光客向けに「印象的で親しみやすい駅」を意識して手が加えられたというけれど、すごく良いことだと思ったナ。
月江寺
駅のすぐ前に、広い敷地の「月江寺」があったから覗いてみた。
なかなか立派なお寺さんだった。
ここは昔から水が湧いていたことから禊場(みそぎば)が作られ、富士山参詣者の一番札所を置き、吉田口登拝の起点となった。江戸時代には門前町を形成し富士北麓最大規模の寺院だったそうだ。
現在、境内の大半は私立富士学苑中・高等学校の敷地として使われている。
カフェ月光
月江寺通りを歩き、古民家を改装して作られたレトロモダンな「カフェ月光」へ入った。
このあたりは、どこか懐かしい感じのする温かみに包まれた通りで、往時の繁栄を偲ばせる建物がある。商店街は内村光良が監督した映画「ピーナッツ」の舞台にもなった。
「カフェ月光」斜め前店のショーウインドウには「月光仮面」が飾ってあった。
織物好きの奥さんのお勧めで、絹屋町を歩いた。かつて織物産業が隆盛だったころ、絹屋町通りは糸屋や撚糸屋が軒を連ねていた。各地から仲買人が訪れ市が開かれるなど賑わったという。今はもう何もなかった。
「月江寺駅周辺には昭和で時が止まったかのような盛場が現在も残っている」ということだったので歩いてみた。かつての繁華街である西裏地区には狭い路地が入り組んでいた。このあたりはアメリカ軍が進駐して来たため軍人相手の歓楽街として栄えたというが、いまは全く衰退してしまっていた。
傍若無人のC国人
その後で、下吉田の街並みインスタスポットを見に行った。
富士吉田の中心部を通る通称「本町通り」は、今やSNSで話題の富士山ビュースポット。多くの外国人の旅行者が訪れていた。
下写真のような、商店街が延びた先にド~ンととそびえる富士山。
当日は天気が良かったけれども富士の頭には雲がかかり気味だった。こんな豪快な光景はなかなか見られない。
さてさて、「本町2丁目交差点」が見えてきた。
そこにだけ人が群がってるぞ。
オレンジ色の警備員が2名。盛んに英語で怒鳴ってる。
ほとんどがC国人のようだった。
富士山が見えていないにもかかわらず、交互に車道の真ん中までに出て撮っている。
まったくこいつらは…。
小室浅間神社
小室浅間神社にも寄ってみた。
由来は、坂上田村麻呂が東征の折、この地より富士山の山容を拝し、戦勝を祈願し大勝した後、神護を謝し1467年に社殿を創建したという。
ま~なんだか分からんが、こじんまりしていたが雰囲気は結構なものだった。
タウンスニーカー観光
今日の仕上げは、富士吉田市内を循環するバス「タウンスニーカー」に乗っての市内観光。
このバスは、一回100円の通院・通学・買い物に便利な市内循環バス。路線が3系統あるのだが、いかんせん本数が少ない、各系統が2時間に一本しかない。
でも、赤系統路線を、富士山駅まで2/3ほど乗ってみた、約35分かかった。
富士吉田駅で夕食
夕食は富士山駅ビル地下のフードコートの予定だった。
ところが行ってみてがっかり。半数近くの店がツブレてた。
しゃーないなってことで1Fにある「魚民」へ行った。4時半ごろだったせいか他のお客さん皆無。串カツ、イカ焼きそば、ソースカツ+ビールを頼んだ。枝豆のお通し2人分で860円。居酒屋になんかしばらく行っていなかったから「そ~だ、お通し代金ってのがあったんだ…。」って思いだした。
これからはお通しのかからないところで夕食しよう。
宿から、富士山が見えた
今日の宿泊は、富士山駅から数分にある「旗後屋」。
夕方の富士山がしっかり見えた。
居室には、マットにつながって描かれた額入りの絵があった。マットは使わずに枠の中は全部絵ってのは初めて見た。なかなか気が利いてると思った。
最終日に つづく
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◀山中湖で避暑(3) 紅富士の湯
◀山中湖で避暑(4) レーダードーム館 & 道の駅富士吉田
◀山中湖で避暑(5) ふじさんミュージアムパーク
◀山中湖で避暑(6) 山中湖散策
◀山中湖で避暑(7) 富士吉田 市街地散策
◀山中湖で避暑(8) 精進湖と道の駅なるさわ(了)
<2023年>(前回の記録)
0824 山中湖で避暑(1)ペーパームーン 園地散策
0825 山中湖で避暑(2)近場散策 紅富士の湯
0826 山中湖で避暑(3)北口神社 忍野八海 免許皆伝
0829 山中湖で避暑(4)河口湖~本栖湖 (了)