受診券が届いた
「特定健康診断(特定健診)」の受診券が届いたのは5月中旬過ぎだった。
私は、これまで「特定検診」を毎年受けに行ってたのだが、いつも「行きたくない」って思ってた。ただ面倒くさいからが理由だった。
「こんなモン、皆さん受けに行ってるの…カナ?」
封筒には、横浜市の「国保」該当者のうち「11万人が受診」してるとデカイ文字で書いてある。
調べてみた。
受診率は?
横浜市「国民健康保険(国保)」者の、2015~18年=4年間の受診率は
全体平均 21.2%、20.2%、21.1%、24.0%
四人に一人にも満たない、予想以上に「低調」です。
なお、横浜市では2017年度までは「有料」だった。
< 実施前の自己負担額は、課税者1,200円、非課税者400円 >
2018年度から無償化を実施したわけだけど、
下グラフのように受診率はあまり上昇していない。
つまり、「タダ:無料」になっても、多くの方が「受診なんかしてない」わけだ。
以前は、メタボ検診?
ところで、近ごろは「メタボ」って言葉をあまり聞かなくなったのだが、「メタボ検診」という言葉でキャンペーン的に広められたのが「特定健診」だった。
「特定健診」が全国で始まったのは 2008年(H20年)。40~74歳の人を対象に実施が義務化された。当初はメタボ対策が中心だったが、今は糖尿病や肝疾患リスクが強調されるようになったようだ。
「メタボ」って用語の意味は腹囲を測ることで内臓脂肪の量に関心を持たせることかなって、私は理解していた。しかし違ったようだ。「メタボリックの意味は代謝で、シンドロームは複数の症状が同時に現れること」だからここで問題とされている「メタボリック・シンドローム」は、単なる「肥満」あるいは「デブ」って意味じゃなかった。
何処へ行こうかな?
「そろそろ行きなさいよっ!健診へ。」奥さんからせかされた。
「あ、ハイ…そ~ですね」
今年は行かなくても…、なんて言える雰囲気じゃなかった。
しゃ~あナイ、行くことにした。
これまでの3年間は、すぐ近くにある「検診センター」に行っていた(ここは健康診断・人間ドック・生活習慣病健診などを提供する医療施設)。
近くにあるだけじゃなくて、そこで受診すると結果を郵送で知らせてくれるから都合が良いのが理由だった。でも、今年はすこし違ったところへ行ってみるかってことで他を探した。
歩いて5~7分ほどのところに「実施機関(医院)」が4箇所あった。
Sin医院は、この春に肺炎球菌ワクチンを接種しに行った。そこには老先生と若先生が居るのだが、担当してくれたのは80才越えに見える老先生だった。動物のナマケモノのようにゆっくりした動きで一言もしゃべらない方だった。患者の多くは若先生の担当時間を選んでいくとのことだった。もう、そこはヤダなって思った。
Ko医院は、リニューアルして設備も良いようだが、子どもの治療がメインだから、うるさいのはヤダと思った。
Tomクリニックは、
「先生が常に上からの態度。質問をすると人を馬鹿にしたような態度。」「看護師はほんとだるそうでやる気無さ全開。」「処方薬が効かず市販の解熱剤の方がまだ効いた。心配になり別の病院で診断したらコロナ陽性でした」…ウンヌン。ネットの書込みがあまりに酷いから除外した。
そんなことから、Suz内科クリニックに行くことにした。医者は親子で二人、糖尿病や内分泌が得意。院長の親父は慶応医学部だから偏差値はトップレベル。息子医師は北里大だけど…。
電話したところ「いつでも良いですよ~」とのことだったから、3日後の朝いちに予約した。
検査は40分
狭めの待合室には患者が5人ほどしかいない、とてもすいてる病院だ。
検尿を出して待ってたら呼ばれた。
「あ~、血圧は自分で測ってね~、2回ね~」
「…?」
ロビーにある血圧計に腕を入れて自分で測り、その後、身長・体重・腹囲を計測し採血してもらった。採血をし終えた際「上手だね~」っておべんちゃら言うと看護師さんすごく嬉しそうだった。身長は毎年すこしづつ縮んでる。今年も2ミリほど縮んだ。体重も1Kg減って57㎏だった。
10分ほどして若先生の診断をうけた。
若先生は30代後半か、ずいぶん若い。ハキハキしゃべる体育会系で医師としてはめずらしい感じだった。結局40分ほどかけて終わった。
結果発表
3日後に結果を聞きに行った。
朝8時半に予約して行ったのだが、ほとんど待ち時間なしに呼ばれて結果を聞いた。
「すご~く悪いですよっ、脂質が!」
体育会系医師が、最初から脅かすように言った。
「LDLコレステロール」値が173で突出して良くなかった。
「脂質」の他の2項目は「HDLコレステロール」値55、「中性脂肪」値102で、基準値内。
なお、他のほとんどの項目は基準値以下だった。
以下、過去3回の結果を含めて、関係ありそうな項目だけを抜き出した。
「LDLは、以前から高かったんだけど…。」
「動脈硬化の原因となりますから改善しないとね。」
「高い原因は何ですかね~」
「食べ物や運動不足ですね。」
「酒は?」 「酒は関係ないです。」
「どうしたら良いですかね~」
「体重を減らすのが良いんだけど、これ以上減らす必要無いしね~」
「食生活と運動ですねっ。 何か運動してます?」
「してません!」
「食べ物は腹八分で、気をつけてるし…。」
「あとは、薬ですねっ」
「薬はヤダな~」
「わかりました、運動するようにこころがけます。」
しませんか?タダですよ
指導の終わりがけに聞かれた。
「胸部レントゲン、しませんか?」
「えっ?」
「それから、大腸がん検診もしませんか?」
なぜか、強く勧められたケド断った。
「しません。」
「無料ですよ。」
「あ~、しなくてイイデス。」
「そうですか、私は毎年、両方してるんですけどね~。」
「 … イイデス、しません。」
私は、「胸部レントゲン」や「検便による大腸がん検診」は感度が低く、ほとんど意味無い検査だってことを聞いていた。だからはっきり断った。
ちなみに、<横浜市では「 胸部レントゲン(肺がん検診)」自己負担:680円(ただし70歳以上は 無料)、大腸がん検診の自己負担額(通常600円)無料>ってことは「受診券の案内」には記載されていなかった。
調べてみた
さてさて、「LDLコレステロール」値173は、放っておくわけにはいかない、今後の対策を講じようってことで、まずは調べてみた。
やっぱり運動だ!
「毎日、すこしずつでも運動することにしよう。」って反省した。
でも、何をしたら良いのか分からん。
【 LDLコレステロール値を下げるには 】ChatGPTに聞いてみた。
(以下要約)
【1週間で実践できる具体的なLDL改善メニュ
って尋ねられたので、「はい」って答えたら、下記のメニューを提案された。
20分筋トレメニュー(全身・自重中心)
準備運動(3分)
足踏みや肩回しで血流を促す
ゆっくり深呼吸しながら体をほぐす
メイン(15分)
1. スクワット(下半身・大腿・お尻)
椅子を使った座る→立つスクワット(10回×2セット)
ゆっくり呼吸、膝はつま先より前に出ないよう注意
2. 腕立て伏せ(胸・腕・肩)
壁に手をつける壁腕立て(10回×2セット)
床が安全なら膝つき腕立てでもOK
3. カーフレイズ(ふくらはぎ)
椅子やテーブルにつかまりながらつま先立ち→ゆっくり降ろす(15回×2セット)
4. 腹筋・体幹
椅子に座ってお腹を軽く引き締める腹式呼吸+背筋伸ばし(10回×2セット)
5. 背筋(腰・背中)
うつ伏せで手を腰に当て、上体を軽く上げる(10回×2セット)
クールダウン(2分)
腕・肩・ふくらはぎ・太ももを軽くストレッチ
深呼吸して心拍を落ち着ける
<ポイント>
負荷は軽めで、息が少し上がる程度
毎日よりも毎日よりも隔日で、週3~4回が目安
動作はゆっくり丁寧に(関節への負担軽減)
運動中に胸痛や息切れ、めまいがあれば中止し医師に相談
💡 補足
筋トレはLDL改善だけでなく、筋肉量を増やして基礎代謝を上げる・血糖や血圧の安定にも寄与します。有酸素運動(ウォーキングや軽いサイクリング)と組み合わせるとさらに効果的です。
このトレーニングをやりましょう
いずれの運動も、イスを使ったり壁を支えたりして、オイボレの身体に負荷がかかりすぎないようになっている。
「よーし、この運動を一日おきにやりましょ~」
そうは決めたのだが、毎日「明日からね…」って感じで、まだやってません。
ダメな子ですね。
それから呑んでない
ところで、検診に行く前の2日間、肝機能のγ-GTが気になって、それまで毎日チビチビ飲んでいた「アルコール」を飲まなかった。
で、それから3週間ほど経つのだが、それ以後は一滴の酒も吞んでない。
「励みになるように」と思い、一日300円として3日ごとに千円札を貯めるようにした。
いま、6枚貯まった。
もっと貯めて、ウナギでも食べに行きたいな。
おわり