■「山のホテル」
まずは、小田急「山のホテル」へ
❶ 「甘酒茶屋」からバスで移動して❷「山のホテル」に到着した。
正面から見ると屋根の重なりがゴチャついた感じで落ち着かない感じがした。

このホテルは、1948年創業の老舗4つ星リゾートホテル。
本格的なフランス料理のディナーや、伝統的な和食や懐石、とりわけ庭園に咲く「ツツジ」で有名。約30種、3,000株のツツジが咲き誇る。芦ノ湖温泉随一の自家源泉「つつじの湯」を持つのも特徴。


富士山に向かってツツジが駆け上るよう、そして芦ノ湖にも流れ込むようにツツジが植えられている。これらのツツジは一株ずつ丸い形に整えられている。これは「玉仕立て(たまじたて)」という伝統的な手法。樹齢100年を超える古木もあるという。
でも、わたしらが行った時にはツツジは終わってたケド。
「山のホテル」の歴史

元は、三菱の岩崎小彌太(第4代社長)の別邸。火災のため焼失するも、次にコンドル設計により石造りの2階建洋館が建てられた。残念ながらこの建物も関東大震災(1923年)によって崩壊。しかし翌年、コンドル設計の建物をほぼ再現する形で木造で建て替えられた。この山荘は「山の別邸」として親しまれ、その雰囲気をホテルとして受け継ぐ意味で「山のホテル」と呼ばれている。小田急グループ入りした後もブランドとして受け継がれている。
ホテルとしての創業は1947年。現在のホテル建物は「レマン湖のほとりにある古城」をイメージして設計され、1976年(昭和51年)本格的な西洋スタイルのリゾートホテルとして出発した。
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カフェラウンジは、ホテルの格式高い雰囲気をそのまま味わえる正統派。大きな暖炉(マントルピース)があり とっても落ち着いてる。
魅力は、富士山+芦ノ湖+庭園
ラウンジ脇を通り、お庭に出て一面のツツジと湖を眺めた。
ツツジは咲いていなかったが、広大でステキなお庭だと思った。
なによりもクラシックホテルの雰囲気が好きで静かに過ごしたい人向きだ。


50分ほど散策してから、箱根園行きのバスに乗った。
▶山のホテルの歴史 https://www.hakone-hoteldeyama.jp/history/

■ プリンスホテル

地味なエントランス

「ん? えらく低くて深い軒のエントランス、そして レセプション はとても 地味だ。」
ちょっとガッカリ。
ところが、ドーン
数歩進んでビックラこいた。
メインロビーへ進むと一気に高い吹き抜け空間が広がっていた。
エントランスとは打って変わって、曲面を描く天井の高い空間に変わり、「圧縮された空間から開放的な空間へ」という演出がなされていた。

緩やかな曲線を描く木製の波型天井とインド砂岩を多用した重厚感のある柱。
黒いタイルの床に緞通の赤い絨毯がまっすぐ敷かれまるで聖堂の回廊を思わせる。
ロビーの奥には美しい吹き抜け階段があり、階下のラウンジや芦ノ湖の広大な庭園へと繋がっている。柱の間に置かれた椅子からは森や湖を眺めることができ、配置された「スワンチェア」やローテーブルも村野藤吾のデザイン。
このロビーには圧倒された!
このホテルは、村野藤吾の設計
村野藤吾は、文化勲章をはじめ数々の受賞歴を持つ昭和を代表する建築家。
建築ファンが全国から訪れる名建築がいくつもある。
彼は、当時の建築界の主流「モダニズム」とは一線を画した。
そこには単なる機能性や合理性を超え、手仕事によるディテールにこだわり、素材や造形に対する独自の美意識があった。
93歳(1891~1984)で亡くなる直前まで現役を貫いたのだが、このホテル竣工時(1978年)、村野は87歳で晩年を代表する作品だった。
彼の建築の特徴は全体設計として知られる。
通常、建築家が設計したのはホテルの外装のみということが多いが、村野設計のホテルの場合には、建築はもちろん、家具や照明、ドアノブにいたるまですべてを設計している。
とりあえずは、軽食を食べて、くつろいだ
ランチは一人4,200円のブッフェスタイルだった。
食べても良かったが、あまり食べない年寄りだからブッフェは避けた。
「ラウンジやまぼうし」で軽く食べた。
ミックスサンドウィッチ ¥2,100 あんずジュースとビール 各¥1,000を頼んだ。
久しぶりにマトモなサンドイッチを食べた。
「セブンのサンドとは違うな…。」
「当たり前でしょ。」
ビールにはイッパイ豆類が付いてきた。こんなのも久しぶりだった。
値段は税込み料金なのだが、それにサービス料15%がつく。
さすがリゾートホテル、高っ (>_<)。
お客さんは数人だから静か。窓際の席でゆっくりくつろいだ。
さてさて休憩の後は、
一番のお目当て「湖畔にある円形客室棟」を見に行った。
客室棟の不思議な外観
建物から庭へ出て、芝生を歩き湖畔へとアプローチした。
湖に向かってゆるやかに傾斜する地形の、まばらな木立の中に円形の客室棟2棟があった。丸い有機的な外観をもつ不思議な外観だ。
花弁のような曲面バルコニーを持ち、大地からそのまま生えてきたような、どこか生物を想像させる異様な存在感がある。
花弁のような曲面バルコニーで、丸い有機的な外観を持った風変わりな外観だ。
大地からそのまま生えてきたような、生物を想像させる異様な存在感がある。
ガウディを思い出した
円筒形でバルコニー付き構造といえばガウディの「カサ・ミラ」が有名。
カサ・ミラやカサ・バトリョの、波打つ曲線に覆われた独特な側面は、まるで生き物のようだ。
それに比べると村野藤吾の方は直線の柱の印象が強いから何となく半端。
やっぱりガウディの才能はすごいもんだと思った。
▶ ホテルパンフレットhttps://www.princehotels.co.jp/the_prince_hakone/hotel_pamphlet/#page=1
特徴
このホテルは、大きく3つの建物で構成されている。まず、エントランスとラウンジ、またバーをもつ玄関としての建物、さらに芦ノ湖畔を望む中庭にある円形の2つの客室棟。そして、そのあいだをつなぐのがロビー空間。
文化庁による報告書より
ザ・プリンス箱根芦ノ湖
国立公園である箱根芦ノ湖畔に建つリゾートホテルで、敷地の周囲には杉・松が密生する。建物はエントランス、ロビーなどを含む矩形平面の主棟と円形平面の客室棟2棟で構成され、湖畔全体の風致に寄与するように配置が計画された。エントランスの屋根は軒が低く、高さを抑えているのに対し、客室棟の外観は樹間に馴染むように、有機的な装飾と複雑な形態により陰影を生む形態となっている。主棟のエントランスから奥へ導かれるように湖畔に向かって階段を下り、渡り廊下を通って樹間を抜け、客室棟に至る動線計画となっている。天井高を低く抑えたエントランスは水平方向に空間が広がり、奥に続くロビーは一転して天井高が高く、外壁と同じ材料手法で仕上げられた両側の柱は、中央にスリット状の照明を持つ二つの曲面天井をそれぞれ支え、あたかも森の中を抜けるガラス張りの通路のような印象を与える。
客室棟は中心に円形の中庭と階段室を設けたドーナッツ状のプランで、1,2階が吹き抜けの食堂、その上に客室を2層設けている。客室は放射状に並ぶため、各々窓から見える景色が異なり、周囲の自然との関わり方が変化に富んだものとなっている。
時代のニーズに合わせ、商業施設等一部に改修された箇所があるが、当初の雰囲気はそのまま残る。設計者の80年代の作風が多く見られる建築である。受賞歴等/BCS賞・JIA25年賞・神奈川県建築コンクール優秀賞・かながわ地球温暖化対策大賞・BELCA賞
箱根園
私は、これまで「箱根園」はゼンゼン知らなかった。
ロープウェイや水族館があり、「老若男女・親子三世代で一日楽しめるスポット」ということだった。老いぼれ二人旅だから、「湖畔の一本桜」を見るだけで他はスルーした。
▶「箱根園」の見どころ https://www.timesclub.jp/sp/tanomachi_ex/kanagawa/hakone/004.html

帰りのバスは、大回り
「箱根園」からの帰りバスは、(A) 元箱根~箱根町を通る国道経由もあるのだが、今回は(B)強羅経由の「小田原駅」行きに乗った。
いや~、このバスは凄かった。
とにかく運行距離が長い。
芦ノ湖畔を出て、小涌谷~宮ノ下、箱根湯本などを経由して小田原駅を結ぶ基幹路線。
いったん湖畔の「湖尻」まで降りてまた戻る。そして「大涌谷」に寄り道する。
山間部のグニャグニャ道を昇ってから下って行くため、右へ左へ振り回されて目が回りそう。
小田原駅まで乗ったから1時間半ぐらいかかった。
運賃は1560円。
でも、途中の景色を眺めていたら案外楽しめた。
おわり
6/25 日帰りで、箱根へ (1) 概要
6/29 日帰りで、箱根へ (2)「甘酒茶屋」は素晴らしかった!
7/02 日帰りで、箱根へ (3) 「龍宮殿」で露天風呂
7/06 日帰りで、箱根へ (4) リゾートホテルを見学(当記事)
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