じつはスゴイ、中税務署
西区の管轄は横浜中税務署。自宅から約4㌔、自転車で20分のところにある。冬とはいえ陽射しが強いからサイクリングがてら自転車で出かけた。
中税務署は、いちおう東京国税局を代表する主要税務署。ここにはマルサより怖いといわれるトッカン(特別機動国税徴収官)がいるそうな。山下公園はずれマリンタワー脇、すごく地味な建物の横浜地方合同庁舎の中にあり、昨夏に所用があり一度行ったことがある。
地味な玄関を入るとすぐ、「…企業用…」と「その他…」の申告者を二つに分ける矢印がある。「…企業用…」には長机が置かれ、5人ほどの列ができていた。見るからに仕事ですって感じのOLさんが封筒型の紙袋を抱えて並んでいる。(TOP写真)
「その他…」の矢印は、通常受付 の「総合窓口」を指している。20畳ほどある受付室は、夏に来たときとは異なり二つに区分され、片方には8台ほどのパソコンが置かれ、ここで入力できるようだ。他方は申告書を受けとるカウンターになっていた。
ところが受付は、ナンだよ~だった
< どんな申告ですか? >「その他…」で待ち構えていたおっちゃんから尋ねられた。「昨年3月に退職したんですよ~。それで給与・年金・退職金収入があるんですネ。自宅売却した譲渡所得の特例、それから 入院による医療費控除 、それから … 」 < ちょッ、ちょっと待ってください。そんなにあると私には… > 誰かに助けを求めに行った。
少し待っていたら、サワヤカ顔のおねーさんが来た。< ハイ、どんな… > 「昨年3月に退職し … 」持参した申請書を示しながらもう一度説明した。「… それから 、駐車場の青色申告でそこまでが私の分。 贈与税の配偶者控除特例と個人年金の還付金関係の申請が家内の分です。 」今度は最後まで聞いてくれた。
< 申告書がそろっているようですから隣の窓口で提出してください > 「 …? エッ、これ出しちゃっていいの? 」 < ハイ、期間前ですけど、出されたらお受けしますよ。 >
「…???…」とまどってしまった。昨年の札幌北税務署の時のように内容のチェックがあり、それでOKならば提出するって手順だろうと、私は思っていた。だからこれから別の部屋に移動して、担当者による内容確認を受けて… それから提出だろうと思っていた。せっかく、なに聞かれても大丈夫なように売買契約書や領収書まで重いのに持って行ったのに…ナ。
内容チェックしてくれないのかよ…、 ナンだよ~
ちょっと待っておっちゃんも、サワヤカねーさんも役に立たないな~と、不満に思いつつ隣の受付の列に並んだ。3番目だったから5分も待たなかった。申請書受付には二人のおばちゃん。腕には「非常勤」と大きく書かれた腕章だ。この人たちじゃ中身を見れないよナ…。
非常勤おばちゃんは、いちおうペラペラ全部をめくって、持参した控え用コピーに受領済みスタンプをポンポン押して返却してくれた。
< はい、これで受け付けましたので終わりです > 「あの~、内容に間違いがあったりしたらどうなるの?」 < ここでは確認ができません。今後、担当者がチェックして問題があれば文書で連絡が行きます > 「文書で連絡か…ふ~ん、そうなの…」 入口に入ってから 完了 するまで20分もかからなかった。
思い返せば、セミナーで 税理士に 「税務署に行き相談してから提出したい」 と、 私は言った。彼の返事は「受け付けてくれますよ」だった。そこに齟齬(くいちがい)があった。言葉のやり取りはホントに難しいもんだナ。
釈然としないがしかたない。
申請期間以前のフライング提出は、内容チェックなしの提出だけってことのようだ。つまり自力で申告書が作成できる上級者向けだな。私が期待していた昨年のような、初心者向けの税理士や担当者による内容確認ののち提出するためには、やはり大混雑必死の純正期間中に出向くしかないのかな。
ひょっとしたら今回申請した内容にミスがあったかも知れない。でもまあ、自分なりにやるだけやったのだから、よしとするしかないな。 さすがに真冬だ、この時期の山下公園 にはひと気が無かった。公園にそった道を海を見ながら 自転車を漕ぎつつ帰宅した。
がんばった頑張った。すっきりスッキリだ。
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