0922 NISSANアワワ…

私はスーパーの「OK」が大好き

スーパーマーケット「OK」は9年連続顧客満足度日本一。しかも6つの評価項目すべてトップというぶっちぎり高評価スーパーだ。みなとみらいにある「OK」へは、私は毎週にでも行きたいのだが、つい買い過ぎちゃうから奥さんに「月に一度」だけと制限されている。

なんじゃ…? これは

その「OK」ビルの真向かいに、約1万平方メートルのけっこうな広さの空き地があった。
「おや~、何かを作り始めたぞ」
6月ごろ、そこで何やらオカシナ工事が始まった。わずか10日ほどの間に、その敷地の四分の一にパタパタとプレハブが建てられた。さらに半透明の巨大曲面パネルがぐるりと取り囲み、上から「竹やぶ」が見えるようになった。「なんじゃ…? これは」
横浜駅から歩けるこんな好立地に、竹やぶ付き平屋建てとはコリャ何だって不思議に思った。
そのうちに「NISSAN」の文字が。「ン~?、中古車販売でもやるのか?」

すぐ近くの横浜駅脇には日産本社と立派なショールームがある。それなのにここで何をやるつもりなんだ?
何よりも日産は、ゴーンには逃げられるわ、赤字で青息吐息の最悪な業績なんだから、こんなチャチナもの作ってる余裕があるのかな…? 私は首をひねったのだった。

展覧会・イベント情報」をネットで 調べていた際に偶然見つけた。
「日産アートアワード」の2020年度入賞者新作展「ニッサン パビリオン」にて開催。

 …? … あれ、ニッサンパビリオン ? どこかで…
「あ~、OK向かいのあのプレハブかい!」そこでやっと気づいたのだった。

ネットで調べたところ、「ニッサン パビリオン」は夏季4カ月間だけの使用権の仮設施設だという。 だからプレハブみたいな簡易さだって思ったわけだ。そして、「 日産アートアワード」 は、近所で開催中の 「ヨコハマトリエンナーレ」と同時期に、この「ニッサン パビリオン」にて 開催されるってことだった。やっと全体がつながって理解できた。

日産アートアワード って…なんだ~?

「アワード」の意味は「賞」で、最近は現代的な作品のコンクール展で良く使われる用語。私は「ゲ、ゲンダイアート」にはこの ところ関心が無かったのだが、いろいろな「…アワード」が増えているらしい。

記事によれば以下のよう

日産アートアワードは、「人々の生活を豊かに」という企業理念のもとに、日産自動車が現代美術における優れた日本のアーティストの支援と、次世代へと続く日本の文化発展への貢献を目的に2013年に設立。これまでに、宮永愛子、毛利悠子、藤井光がグランプリを受賞。ファイナリストに選出された岩崎貴宏が第57回ヴェネツィア・ビエンナーレ日本館(2017)で個展を実現、久門剛史が第58回ヴェネツィア・ビエンナーレ企画展(2019)にアピチャッポン・ウィーラセタクンとの共同作品を出品するなど、国内外で更なる活躍を見せている。

5名のファイナリストにはそれぞれ賞金100万円と作品制作費100万円が支給される。 最終選考では展示作品を国際審査委員会が審査しグランプリを決定。 グランプリには ① 賞金300万円 +② 海外レジデンス(渡航費・滞在費・研究費・専門的な助言などの支援を含む) 総額500万円相当 が贈られる。

今回の「ニッサン パビリオン 」での「ファイナリストによる新作展」は、一次選考にて選出されたファイナリスト5名による展覧会。「平面作品、インスタレーション、映像、音楽などが一堂に会します」とある。 会期は2020年8月1日~9月22日。そろそろ行かないと終わっちゃうなと思い、「OK」の駐輪場に自転車を置いてから、買物ついでに寄ってみた。

写真:左はじには新装なったアンパンマンミュージアムが見える。パビリオンの円形に囲まれた外庭をへて中へ入る。私はとりあえず下の写真の行列に並んだ。観客は友人連れの若い人ばかりで私のような親父一人はいなかったな。他にも数箇所に行列ができているから警備スタッフに声を掛けてみた。
「あの~、これは何の列なの。アワードが見たいんだけど」
< あ、これはシアターを観る人の列です。アワードは正面の横断歩道渡った入り口です。すぐにはいれますよ >

観客はだれもいなかった。

「アワード展」には観客はだれもいなかったからすぐに入れた。
私自身が「ゲ、ゲンダイアート」 に対する関心が薄いからだろうが、ほとんど感じるものが無い。作品は5人分しかないから、ひと渡り見終えるのに5分もかからなかった。その間ほかに一人の観客も来なかった。

どれが受賞作品なのか分からなかったから、入り口に立ってるスタッフの兄さんに尋ねた。
あのサー、これはファイナル展だよね。グランプリとか決めたんでしょ。どの作品が大賞なの?」
< あ、あの~テトラポットです。掲示が小さいから見づらいと思います。どうもすみません。>
戻ってキャプションを確認した。立体作品だからキャプションは背中側になるから目に入らなかったのだろう。銀色に光る小さな掲示がありました。まあ、たしかにこの5人の中では、 いちばん気持ちに伝わるものがあったな。

かえりがけに出口で、スタッフの兄さんにお礼した。「ありましたよ。それでね、あのデカイテトラはまさかコンクリートじゃ無いよね。何で作ってあるのか分かる?」
< あ、あれはですね、厚めの板で形を作って、それからアルミの… >
嬉々として説明してくれた。

もうひとりいたスタッフのオネーさんには「お客さんすくないね}と声を掛けたら
< はい、他の企画には並ぶほどなんですが、ここは少ないんですう。>
寂しそうに答えてくれた。警備の人たちは暇だから声をかけると嬉しそうに答えてくれるからけっこう面白い。

おうちで美術鑑賞

日産アートアワード2020 #おうちで美術鑑賞

若い人や子ども連れには大人気

ニッサン パビリオン」は、クルマ好きな人や、子ども連れには嬉しい企画だろうな。コロナで入場制限してるからムチャ混みすることも無い。20分ほどの行列が我慢できれば絶好の遊び場だ。
なにより飲食以外は、すべて無料だし
でも、私は並ぶのがきらいだから、他の企画を観るのは止めにした。

でもさ~、赤字を何とかしろよ日産。それから、ゴーンを捕まえて落とし前つけろよな。

ちなみに《ニッサン パビリオンのコンテンツ》8/01~10/23

◆新型クロスオーバーEV「日産 アリア」展示・乗車体験
アリアに乗って、敷地内の専用路を同乗体験(事前予約制)

◆THE THEATER(ザ シアター)
幅32m×高さ6mの4Kプロジェクション大型スクリーンと振動する床。3つのコンテンツを楽しむエンターテイメントショー。

 ①ARIYA SHOW(アリア ショー)
 走行する「日産 アリア」と映像がリンク。本当に街を走り抜けている臨場感。

 ②FORMULA E THE RIDE(フォーミュラE ザ ライド)
 レースさながらに世界の都市を駆け巡るバーチャルライドアトラクション。

 ③NAOMI BEATS(ナオミ ビーツ)
 大坂 なおみ選手の200km/hのサーブを打ち返し、ラリーを繰り広げる白熱のバーチャルテニス(事前予約制)。

◆THE LIFE (ザ ライフ)
未来を描いた2本のショートムービーを上映。

 ①ハンズフリーラブ
 「ジャッジ!」「帝一の國」など永井 聡が送る約10分のラブストーリー。

 ②コネクティッド・ファミリー
 多くの新海誠監督作品を手掛けたプロデューサー伊藤 耕一郎による約6分半のアニメです。

◆THE CITY(ザ シティ)
 センシング技術やクルマからエネルギーや情報が行き渡る様子をモチーフに、ビジュアルデザインスタジオのWOW(www.w0w.co.jp)によるデジタルインスタレーション作品。

◆NISSAN CHAYA CAFE (ニッサン チャヤ カフェ)
 「日産オリジナルビール」豊富なドリンク類に加えサラダ、パスタ、サンドイッチ、弁当、スイーツなどこだわりのメニューが提供されるカフェです(テイクアウトドリンクも提供)。

そういえば…

そういえば、ヨコトリは7/11~10/11だった。
そろそろ行かないと終わっちゃうぞ。
せっかく色々と予習したんだから、行かなくちゃな。

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