0202 品川で、富士山に登った

その他

2月1日、東京の最高気温は15℃、真冬だというのにまるで3月中旬
「品川神社から青物横丁へ行きましょう」
いつものごとくお誘いを受けて出かけたのだった。
冨士塚で疑似富士山に登頂し、期せずしてみごとな寒緋桜が眺められた。

「旧東海道」を、北品川から青物横丁へ

今回は「旧東海道」を歩いた。
現在の京急線の北品川駅から青物横丁駅は、距離1.5km昔はたいそう繁栄した「品川宿」で、江戸時代からの人口密集地だ。このわずかな距離に30ものお寺さんがある。
今も道路はキレイに整備されて落ち着いた町並みがつづいている。その穏やかな旧街道をのんびり歩きながら、品川神社と荏原神社を巡りましょってのが今回の目的だった。

海を見たいが

この辺りは、かつては海岸だったわけだけど、今や埋め立てられて海までは1kmもある。
北品川駅からほんの少し歩けば「品川浦船溜り」がある。観光船が多く繋留されている。ここは昔の目黒川河口で、唯一水辺の歴史が感じられる風景だった。

品川神社

品川神社は富士山に登れるっていう珍しい神社。京急線の窓から石を積み上げた山らしきものが見えるから、いつか行ってみたいとは思っていた。神社の境内は、規模こそ大きくないが、見所が多数あった。

鳥居に龍の姿が彫られてる階段は53段。祭りではここを神輿を担いで登るそうだ
上から見下ろすとけっこう高さがある。登りきると広場になって神社があった。この神社は源頼朝が1187年に海上交通安全と祈願成就の守護神祀ったことがはじまり。
ここは東京十社のうちの一社。「東海七福神」の大黒天を担っている。
朱塗りの鳥居の奥にある「阿那稲荷(あないなり)神社」湧き出てる泉は「一粒萬倍の御神水」。金運アップのパワースポット。
脇にある「御嵩神社」は、木曽御嶽山を祀る御嶽信仰によるもの。梅の花が…
さて最後は「富士浅間神社(冨士塚」」へ。この「浅間神社」で参拝を済ませて神社脇に設けられた登山道から山頂を目指す。
富士塚は富岳信仰に関連した富士講が関わっている場合が多い。富士信仰に基づき造営されたミニチュア富士。ごていねいに、1合目から…6合目…って合目表示まである。

高さは約15m、かなり細くて急な登拝道だからちょっと怖かった。登り切ると広場になっていて見晴らしが良かった。

オオッ、寒緋桜

目黒川沿いを歩いて「荏原神社」へ向かった。
なにやら人がたむろしている。皆さんが見上げてるのは…オオっ

見事に満開の桜だった。
「山桜」もピンク色がかってる。しかし、この「寒緋桜」 濃いピンク色
これほど鮮やかな濃紫紅色の花だとは思わなかった、感動した。

近くに「紅梅」1本だけ咲いていた。
「こっちは梅だよな? あっちは桜だよな… 」
よく見ないと間違えてしまう。

満開の桜並木をそぞろ歩くのも楽しいが、
こうしてポツンと一本だけ咲いてる桜や梅もまた味があるものだな。

真冬の春の陽気のウオーキングでした。

おわり

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